【ANNEMARIE-BÖRLIND】8年間探し求めていた色味と質感!探していたリップは意外と近くにあった。

日記

2013年2月、大学の卒業旅行で友人とイタリアを訪れた際、KIKOで何となく目に入ったリップ。当時はまだ色にこだわりもなく、テクスチャーなどもまったく試さず適当に2つほど買ってみた。まさかそのリップのうち1つが、その後ずっと唯一無二のお気に入りになり、その代わりを見つけるのに2021年までかかろうとは…。

 

そのリップは、Ultra Glossy Styloの812番Amarena、ボルドーよりのピンク。試さず買ったのに、自分に合う色ドンピシャだった。テクスチャーはみずみずしく、着け心地も軽く、唇も荒れない。

これを試さずに見つけ出したというのは奇跡というか、よっぽど勘が冴えていたとしか言いようがない。

 

気に入っていただけに減りが早く、似たもの探しは早々に始まっていた。とはいえKIKOはなかなか日本に進出してこないし、色味が日本のコスメにはなかなかなかった。デパコスの海外ブランドなら似たようなものがあったかもしれないが、唇が荒れそうだし、香りが好きじゃないことが多い。

ドイツに住むようになってからはKIKOのオンラインストアを見てみたが、 Ultra Glossy Stylo も、 812番Amarena も、もうどこにもなかった。似た色を数種類買ってみたが、色が実物だと全然違ったり、テクスチャーも全然気に入らない。

手元にあるそのリップはもうほとんどなくなっていて、筆で奥の方からほじくりだして使っていた。長く使いすぎて、衛生的にも気になる…。

先月、 もう限界だと、ボロボロの Ultra Glossy Styloの812番 とオンラインストアで買った失敗作を片手に、諦め半分でフライブルクの街中に繰り出した。

リップの色味探しは、見本片手にも拘らずなかなか難しかったが、美容部員さんが的確にアドバイスをくれたのをきっかけに、クリニークで良さげな一本を見つけた。同時に、探している色が自分が思っているより紫寄りだということにも気づく。

それを買ってしまおうかと一瞬考えたが、もう少し他を見てから決めようと、奥にあるANNEMARIE-BÖRLINDの売り場に着いた時、年配の美容部員さんが「決まった色を探しているのね、ちょっとそれ見せて。あぁ、この色なんかどうかしら。」その色が、まさにわたしがこの数年探していた812番とほぼ同じ色!すごい、本当にあった!!!

あとはテクスチャーだけ…。手の甲に試してみた感じ、みずみずしさがある。良い感じだぞ。 ANNEMARIE-BÖRLIND というメーカーは、ここフライブルク近郊の黒い森に本社を置くオーガニックコスメ企業。確か、食べれない化粧品は作らないが理念だったっけ。あとは地元産のものということにもなる。

よし、これを買ってみよう。

 

帰宅してきちんと試してみたところ、 Ultra Glossy Stylo よりは若干かためのテクスチャーだが、その分ちゃんと付いてくれ、着け心地も軽くて香りはほとんどしない。もちろん唇が荒れることもなく、完璧だ。思わず、やっと会えたねと言いそうになった。

この写真加工なしだが、照明の下で撮ると実物と色が全然違う…。

色展開はあまり多くないが、品質は確か。黒い容器(?)もいい感じに重厚感があり、キャップ閉まる感じも心地いい。お気に入りの色が見つかれば、良いパートナーになってくれること間違いなしだ。

出典 https://www.boerlind.com/en-us/products/lip-color.html

私が買った72番、CASSISはオンラインストアで見るとめちゃ紫っ!

実物は紫寄りのボルドーなのだが…。

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