ドイツであんず酒を作ってみた。

日記

ふいに、日本で大好きだった杏露酒が懐かしくなった。飲みたいなぁ…。

でもここはドイツ、そんなものは売っていない。ないなら自分で作るのみ!

2021年6月上旬、あんずが出回り始めた。ネットで色々とレシピをリサーチして回り、自分なりにアレンジしてこのレシピに決定した。大好きな杏露酒のような、フルーティで美味しいのを作るぞ~!

私が今回使用した材料と量

  • 杏 1.3kg
  • ウォッカ 1.2リットル
  • 氷砂糖 450g(甘さ控えめにしたかったので、少なめにした)
  1. なるべく傷のなく、熟れていない杏の実をよく洗い、しっかり乾燥させる。
  2. 完全に乾燥しきったら、竹串でヘタを取りのぞく。
  3. 瓶はウォッカを入れて振り、蓋部分も含めて全部内側を消毒する。
  4. 杏、氷砂糖、ウォッカをすべて瓶に入れて、蓋をする。
  5. 直射日光の当たらない涼しい暗所に置き、毎日振る。(翌日、水の上に顔を出してる部分が変色するが、気にしなくていい。)

三か月の間、あんずが発酵してプスプスとガスが漏れ出るのと同時に、たらーっとエキスが瓶の外側につたってくる。それを拭き取りつつ氷砂糖が解けきったら、安定期に入る。もうカビる心配はほとんどなくなった。たまにゆすって様子を見よう。

 

半年経った、12月のあんず酒の様子がこちら。

あんずはしわしわで、自然なオレンジ色が美しい。瓶を開けるとふわっとあんずの香りがする。これは美味しくできたかもしれない!

グラスにいれ、そのままストレートで飲んでみる。あれ?飲んだ時の香りは意外と少なく、甘さが弱い。もっと氷砂糖を入れるべきだったか。

なぜこんなに飲んだ時の香りが少ないのだろう?あんずの実はスーパーで買ってきたもので、確かギリシャ産だった。試しに食べてみたわけでもなく、あんずの実が美味しいかどうかは確認しないまま漬けてしまった。

でも、あんずの味と同時に紅茶のような味もする。上品な感じで美味しいけど、友人に振舞えるほど美味しい…くはない。

これを去年の6月に漬けた時、友人のカタリーナの誕生日が6月だったので、彼女の誕生日に小さな瓶を一つ分漬けて、来年の誕生日にあげようかな、と思った。(後から冷静に考えるとちょっとキモい、彼氏かw)けど、美味しくできるかもわからないのでとりあえず保留にした。

すると、先日カタリーナと話しているときに偶然、彼女がブルガリアの国民的お酒ラキヤが大嫌いだと聞いて、(ラキヤはあんずなどの果物からできた蒸留酒だと聞いた)やっぱり作らなくてよかった~と思った(爆)

この甘さ控えめ紅茶風味のあんず酒は私がちびちび飲んで消費するとして、2022年はもうすこしあんずの実にこだわって、氷砂糖を多めに作ってみようと思う。

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