毎年4月1日は、エイプリルフール。
ドイツ語では、冗談を言った後に「アプリルアプリル!」と言う。
そして今年も、忘れた頃にこの嵐のような日がやってきた。
エイプリルフールの朝、仕事場に到着すると、すぐに子どもが駆け寄ってくる。
「今日は14時にお迎えが来るんだよ!アプリルアプリル!」「カピバラ、髪の毛にクモがついてるよ?!アプリルアプリル!」「〇§▽Θ◇※★~アプリルアプリル!」
ジョークの後、間髪入れずに「アプリルアプリル!」が飛び出すので、こっちはどう反応すればいいのかわからなくて笑ってしまう。
言ってることが可愛らしいし、たまにジョークになってないのも面白い。
さらに、「アプリルアプリル!」を言いたいだけで、ジョーク部分が早口すぎて聞き取れないのも可笑しかった。
そんな「アプリルアプリル!」の嵐の後、時計を見た。うそでしょ、まだ仕事始めて10分しか経ってないんだけど?!
すると、一人の2年生が教えてくれた。
「今日ね、授業中に先生が突然『これからかなり難しいハード目なテストを書きます。』って言って問題用紙を配ったんだ。でね、裏返したら『アプリルアプリル!』ってだけ書いてあったんだよ!」
ははは。いかにもその先生がやりそうなことだ。
その日、子どもたちが話しかけてくる内容は、もはや何一つ信じられなかった。。
「カピバラ、トイレ行きたいからドア開けてくれる?」
私「アプリルアプリル!」
「いや、これマジのやつ。」
そっすか。
でも、こんなふうに全力で楽しめるのは、子どもたちの純粋さゆえ。来年もまた、忘れた頃にこの嵐に巻き込まれるんだろうなあ。
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