先週一週間はFasnachtferienbetreuungだったので、久しぶりに一週間フルで働いた。1日8時間ちょい、5日連続で働いたのは久しぶりなので、疲れた~。笑
Ferienbetreuungは、かなり少人数で、基本的にユルい雰囲気。気負うこともない。子どもたちも、中には知らない子もいるのに仲よくやっていた。
なぜ疲れたかと言うと、先日陽性になった同僚が今回のグループリーダーだったので、急遽仕切り役不在となってしまった。そして今回のグループの中で古株は私で、何となく流れでリーダー代理みたいになってしまったからだった。
それはまぁ良いのだけど、改めてここはドイツで、ドイツの働き方はとことんドイツっぽいなーと思う出来事があった。
Ferienbetreuungの朝は、8時から始まる。私たちは7時50分頃に到着して、部屋を開けたり準備をする。8時になったらドアを開けて子どもたちを中に入れる。
ある朝、とあるお父さんが受け渡し際、私に聞いた。
「カピバラ、朝は何時にここにいる?」「7時50分にはここにいますよ。」「そうか…私の仕事が始まるのが本当は8時からでね、もし7時50分に預けて出発できたら助かるんだけど…。」
私は少し考えたが、その子どもたちはとてもいい子なので、中に入れて私が片手間に仕事をしていても問題ないと判断した。「いいですよ。」
その後、一応同僚にも確認し、彼女は「いいんじゃない。」と言った。
他の同僚にも一応そのことは伝えたのだが、皆「へー…わかった。」と、何か引っかかる感じの返事をする。何か思うところがあるけど、私が勝手にやることだから関係ない。という感じ?
ある同僚にこう言われた。「へえ、よくそんなことするね。他の同僚は誰もそんなこと引き受けないよ。」ドイツ人って、ダイレクトにものを言う人が多いように思われるけど、結構遠回しに言ってくる人の方が多い。(もちろん人によるけど)
私は別に、その子どものために特別朝早く来るわけじゃない。自分がいる時間に子どもを中に入れること自体に問題があるとは特に思わなかった。でも、なんか後味悪いなぁ。
数日後、上司のアンドレアが朝たまたまいて、7時50分に子どもが中に入っている所を見て驚いていた。なので経緯を説明すると、やっぱりそれはダメだったらしい。
要するに、その10分間の責任問題もあるし、一人の子どもを中に入れたら他の子どもも中に入れることになる、すると両親たちが「あ、10分前に預けられるんだ」と子どもたちを早めに連れてくるという連鎖が発生してしまう、という理由で本当は断るべきだった。
寒い中子どもが何人ドアの外に立って待ってても、ドアを開けるのは8時ピッタリじゃないといけない。ドイツっぽい…汗
でも、普段学校は朝7時45分に校門集合なので、そうやって朝の時間を設定している家庭は多いはず。休暇中の学童がなぜ8時から始まるのか、謎だ。
ドイツの時間厳守社会っぷりを今一度目の当たりにして、ずっと昔に語学学校で先生が見せたビデオを思い出して、ふと吹き出しそうになった。ドイツ人とイタリア人の違いを、面白おかしくユーモアたっぷりに表したこのビデオは、ひそかに私のお気に入りだ。
イタリアはどうか知らないが、このビデオに出てくるドイツは全部が全部、本当に、本っ当ーーーーーに事実!
みんなにもぜひ見てほしい…。
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