【就職】ドイツで保育士のPIA-Ausbildung卒業後、実習先の学童にそのまま就職することにした

ドイツの学童保育

7月11日までAzubiだった私は、7月12日から契約上Fachkraft(主力教諭)へと変わった。

Fachkraftとなり、鍵をもらったことを知って子どもたちが『うひょー、カピバラがやっっっと鍵をゲットしたよ!パーティしなきゃ!』と冗談を飛ばしていた。

 

話し合い~契約更新までの流れはこんな感じだった。

3月頃、自分から事務所に今後について聞きに行った。事務所は喜んで私をFachkraftとして迎えたいとのこと。

4月頃、事務所と1回目の話し合い。私は休暇学童にどうしても参加したくなかったので、それについて話し合ったが結論は受け入れられず。

6月頃、2回目の話し合いをし、私の願いは受け入れられなかった。色々と契約書には書けないけど話し合いでどうにかなるかもしれないとのことで、残ることで合意し契約することに。

7月、契約書を交わした。

 

正直、いくつかあった私の願いは全然受け入れられず、こんなに真面目に長く働いているのに‥とかなり失望した。他の休暇学童がない職場に行くことも考えたけど、私はやっぱり自分の実習先の職場環境が好き。こんなに子どもたちや同僚、上司にも恵まれている場所はあまり聞かない。だから、この1年で様子を見ようと思い、契約することを決めたのだった。

実際届いた契約書には最初から『無期限の契約(unbefristete Vertrag)』となっていたし、試用期間もないので『あぁ、今までの時間が信用に繋がったのだな』と感じた。同僚のFachkraftの中には、毎年1年期限の契約書しかもらえない人もいる。

 

契約内容はこんな感じ。

フルタイムではなく70%の契約で、そのうち60%が普通の学童保育、10%が休暇学童。

(60~70%の間で選べるけど、どれがいい?と聞かれ、私は70%を選んだ。)

約27時間/週 の労働時間である。

もちろんフルタイムで働くよりも給料は減るが、学童保育で100%働くとなるとOrga系もやらないといけなくなる。学童が午後から始まる関係で、そうしないと労働時間をカバーできないのだ。私はOrga系をやりたくないし、言葉の面でも少し頼りない。

 

 

Azubiとして守られていた立場から、Fachkraftという一人前の、責任ある立場へと変わった心境はというと…。

もう誰も守ってくれない、しっかりしなきゃ。身が引き締まるな、と思う一方、結構自由がきくので悪くないなとも思う。

今まではどこに行くにも何をするにもFachkraftの同伴が必要で、時にそれが誰にとっても煩わしかった。私一人でも出来ることなのに、実習生は一人で子どもの世話をしてはいけないことになっているので、Fachkraftがどうしても必要だった。

Azubiだった時は、もちろんFachkraftのやり方に従い、アシスタントする働き方だった。けど今は、今まで見てきたこと、学んできたことを自分の好きに試せる。自分で判断していい。

 

労働時間も、Azubiだった頃の40時間から27時間まで減ったので、精神的にも、体力的にも大分楽になるだろう。来週木曜日から始まる夏休みの休暇学童で、Fachkraftとして働くとどんなもんか、様子を見てみようと思う。

 

 

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