先日、仕事中に同僚とおしゃべりしていた時の話。
DくんとGくんは、保育士の学校型Ausbildung3年目で、現在私の職場で実習をしているAzubi。
学校型は、PIAとは違ったスケジュールを持っている。
1年目は週に2日実習、2・3年目は週に1日、4年目に一年間、毎日実習だけをする。(その最後の実習だけの一年をAnerkennungsjahrと呼ぶ)彼らは来年にそれを控えている。
そんな感じの、彼らの学校型のAusbildungについて話していた時に、Dくんがふと言った。
『俺、来年のAnerkennungsjahrを外国でやろうか考えてるんだよね。アルゼンチンとか…』
すかさずGくんが言った。
『え、俺も!俺はニュージーランドでやろうかと思ってる!』
二人から、”ヨーロッパから出たい” そんな感じがひしひしと伝わってくる。
彼らはまだ18歳。可愛い二人には、早いうちに海外に出て色んなものを見てほしい。もはや母のような気持ちで、私は大大大賛成だった。
『めっちゃいいじゃん!!!二人とも、絶っっっっ対にやりな!!!!!!絶対に!!!』
私のかなり前のめりな賛成に、Dくんは笑いながら言った。
『でもでも、まだ考えてる途中なんだ。Auslandpraktika/Auslandsemester って、全部自分で準備とか計画しないといけないから大変そうだし…。』
(以下呼び方をAuslandpraktikaに統一)
彼らによると、Auslandpraktikaはかなり個人の裁量に任されている模様。
実習先はもちろん、家探しや渡航の準備まで、すべて自分でやらないといけない。
家から通える距離の実習先を探すのとは、まったくわけが違うのだ。だからDくんがそう言うのも仕方ないけど、私は素晴らしい制度だと思う。
まだ実際、自分の身近でそれをした人がいないので、残念ながら詳細は知らない。外国って、どこまでOKなのか、実際どんな感じの一年になるのか‥
けど、PIA時代に一度話は聞いていた。とあるクラスメイトの兄が過去に学校型のAusbildungをした時、Auslandpraktikaをカナリア諸島でやったそうだ。
そして、実はわたくし夏休みに休暇でカナリア諸島に行っていたのだが、そこでその言葉をふと思い出したのだ。
もしここでAuslandpraktikaをしたら、平日の朝~昼過ぎは実習をして、夕方と週末は完全フリー。仕事後にサーフィンだってできる。一年中暖かい気候で、色んな事が体験できるんだろうなぁ。と。
なんか、生活がフライブルクにいるのとは全く違う。
準備は少し大変かもしれないが、きっと、それはその人の人生で忘れられない一年になるに違いない。興味がある人は、やらなきゃ損だと思う。
このAuslandpraktikaは、実習が同時進行なPIAにはない制度だから、学校型の醍醐味かもしれない。
可愛い二人が絶対にAuslandpraktikaをやるように、これから私は彼らの尻をたたき続けたいと思う。
興味がある人は調べてみては?
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