フライブルク中央駅ターミナルビル1階に、自動販売機だけを置いているスペースがある。
ここでは飲み物だけでなく、焼きたてのピザやサラダボウル、フライブルク名物の”シュテファンのチーズケーキ”やコーヒー豆、SCフライブルクの公式グッズまで手に入れることが出来る。
ここになんと、日本食品を扱う自動販売機があるのだ!
その名前は、Twenty 47
240平方メートルの販売エリアにある24台の自動販売機で、24時間年中無休。
お店の入り口は写真の構内ビル側と反対側のホームに2つあるので、夜に構内ビル側の入り口が閉店するとホーム側の入り口から入ることが可能。
これは、フライブルク駅利用者が24時間いつでも気軽に人気の商品やお土産を購入できる、新しいマーケットプレイスを提供したいという思いから作られたもの。
お店の中に入ってみると、日本食品を扱う3台の自動販売機は、入口の正面にドーンとあった。
それではひとつづつ紹介していこう。この自販機にはスナック(ゼリー、カラムーチョ・ハッピーターンなど)から日本酒、たくさんの種類のカップラーメンや、なぜかお好み焼きソースなどがある。
次は真ん中の自販機。おにぎり、巻きずし、おつまみの枝豆や大福、どらやきなどが売っている。
醤油が瓶で売っているのだけど、巻きずしには醤油が付いていないのだろうか。
おにぎりの種類は豊富だけど、日本語表記がない!以下に訳を書いておきます。
- Gegrillter Luchs (焼き鮭)
- Geräucherte Luchsforelle (スモークサーモン)
- Gebratener Tunfisch (焼いたツナ )
- Gebratener Hähnchen (焼いた鶏肉)
大福は日本のメーカーのものなので、味も普通に美味しい。黒ゴマがまぶしてあるものや草大福、黒豆大福なんかもある。
最後は飲み物の自販機!
一番上はドイツのお茶(フルーツ味のお茶で甘い)だけど、二・三段目は日本のラムネ・ラムネ・ラムネ!味の種類が豊富だ。
一番下の左側はソフトドリンク。ポッカの緑茶やウーロン茶、ほうじ茶などがある。右側とその上はアルコール。アサヒ・サッポロ・キリンビールから氷結などのチューハイ、お茶ハイまで揃っている。
ドイツの食文化に胃が疲れたなぁと感じる時に、こうした馴染みのあるものを口にできるのは、とても助かる。。
この自動販売機を出しているのは、SUTOGOというお寿司屋さん。
店は旧市街にある。私自身まだここのお店に行ったことは無いのだが、周りからは結構いい評判を聞く。確か日本人経営ではなかったと思うのだけど、どうしてここに行き着いたのか、気になるところだ。
寿司とおにぎりはSUTOGO製のものだと思う。
シュテファンのチーズケーキも買えるよ
他にもここで購入できるものとして挙げたいのは、フライブルク名物・シュテファンのチーズケーキ。
これはフライブルクの市場やいくつかのカフェで試せるのだが、自動販売機でも簡単に手に入れられる。大小どっちも売っていて、小は女の子2人でちょうどいいくらいの量。(大食いの私なら一人でも食べれる)くせがなく、あっさりした味わいだ。
おわりに
ここの自動販売機購入のメリットは、何より日本の食品がそこらのアジアショップと同じくらいの豊富さの中から選べるのと、フライブルク中央駅にあって24時間営業なこと、また購入の際にコミュニケーションを必要としないことかな。フライブルクに立ち寄る際、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※レポートは2022年4月時点の情報なので、品物は随時変わる可能性があります。
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