ビーチバレー開幕!ゆるく、でも本気で。

日記

3月下旬、フライブルクにもやっと春がやってきた。

気温が20度を超える日も出てきて、厚手のコートを脱ぎ捨てると同時に、私の中では「ビーチバレーシーズン開幕!」のスイッチが入った。

 

フライブルクには、大小さまざまなビーチバレーコートが点在している。

公園の一角にある、無料で誰もが使えるところもあれば、クラブによって管理され、しっかり整備された有料のコートもある。

私は特定のクラブには属していないけれど、時間ができたらふらっと公園へ行き、その場にいる人たちとプレーするのが好きだ。

 

——といっても、完全に行き当たりばったりではない。

WhatsAppのグループがあって、日々「誰か今日やる?」「15時からいける人~」というようなメッセージが飛び交っている。そんなゆるい繋がりの中で、自然と人が集まり、チームができ、ゲームが始まる。

基本的に晴れていれば誰かしらいるので、私はメッセージをそんなに読まずに出発したりする。

 

 

今はまさに、絶好のビーチバレーシーズン。

気温は20~25度。心地いい風が汗をさらっていく。

しかも6月末に向けて、日没はなんと22時頃。

17時に仕事が終わってからでも、何時間もプレーできる時間があるなんてすごくないだろうか。

…まあ、体力があるかどうかは別の話だけれども。

 

シーズン初日は案の定、冬の間にサボったフィットネスのツケを痛感した。

手のひらが筋肉痛になり、パス練で息が上がる。でも、そんな自分の鈍った身体すらも、春の空気の中で少しずつほぐれていくのが嬉しかった。

そして、対人パスをするたびに思う

「絶対に明日からフィットネス行って、もっと持久力と筋肉鍛える!!!」

でも、一度抜けたルーティンを再び日常にねじ込むのは簡単ではない…。

 

そして、今年も6月末にあるビーチバレー大会に出場することが決まった。

去年とは違うメンバーとチームを組むことになり、ちょっとした緊張感と責任感も湧いてくる。

それ以来、時間を見つけると意識的に練習に足を運ぶようになった。

 

 

プレー頻度が高くなればなるほど、感覚が研ぎ澄まされ、良くなる。すると何時間もプレーし続けてヘトヘトになり、翌日は高確率で筋肉痛だ。でもそんな痛みすらも愛おしいと感じる。

 

日焼けも止まらなくなってきて、中学時代にソフトボール部で真っ黒になっていた頃を思い出すくらいだ。

30代中盤にして、このヨーロッパのレーザーのような強い日差しを浴びるのは肌には酷だと分かっている。それでも、短い夏の間だけの楽しみであるビーチバレーはやっぱりやめられない。

 

 

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