フライブルクとベジタリアン、おすすめのベジタリアンレストラン

日記

私の感覚で言わせると、フライブルクでは人口の約半分がベジタリアン、そのベジタリアンうちの五分の一くらいがベーガン(ヴィ―ガン)だ。あとはベジタリアンだけど魚は食べる、ぺスゲタリアンという人たちもいる。うちのクラスの担任教師マリオンは、「寿司だけはやめられないの!」という理由でペスゲタリアン。

ベジタリアンなのはたいていドイツ人な印象で、若い人たち、特に女性に多い傾向だ。

彼らの主張で多いのは、ベジタリアンメニューを口にするようになって、すこぶる体調が良い!、あとは環境のため。

こうしてたくさんの人が好んで続けているのは、やはり地球環境のためとかだけではなく、それでよほど体調が改善されたとか、自分にメリットがあるのだろう。

日本に比べるとドイツは野菜や果物が安いから、肉を買わないと食費もだいぶ抑えられるかもしれない。

私の働く小学校でも給食のメニューは常時2種類あって、ベジタリアンメニューか、肉かだ。イスラム教徒の子どもが多いので、豚肉は使われない。

そして今コロナ禍で給食メニューは一つに絞られ、ベジタリアンメニューだけとなっている。大は小を兼ねる的な考えだ。

私の知る限り、今はベジタリアンの若者ドイツ人でも幼少期は肉を食べていたようで、10歳頃にベジタリアンメニューと出会って、そこから変えたという人が多いけど、すでに小学生でベジタリアンという子も、ごくたまーにいる。

同僚から聞いた話だと、給食の時間にとあるベジタリアンの子どもが、同僚が肉を食べているのを見て「肉を食べることはよくないことなんだ!」と喚き散らし、ヒートアップして収めるのが大変だったとか。ベジタリアンは各自の決断なので、人に強要することではない。子どもだから仕方ないけど、家でそう教わっているのだろう。いずれにしよその点はベジタリアンが心得ておかないといけないテーマだと感じた。

一方で、体にいい食事に切り替えたくなるという気持ちもわかる。というのも、ドイツでは加工肉を食べることが多いし、味つけも濃い、というかかなり塩辛い。

野菜はそこら中で新鮮な状態で売っているし、種類も豊富。私もドイツに来てから、生野菜がより美味しく感じるようになった。

 

ベジタリアンを斜に見ていた私が、とあるフライブルクのベジタリアン用レストランの料理を食べて、美味しくてひっくり返りそうになった。

ADEL HAUS , Adelhauserstraße 29-31a, Freiburg

ここは旧市街のアウグスティナープラッツの近くにある、ビオレストラン・カフェ。

地産地消をモットーに、地元で採れた食材を使っている。

お昼ごはんはビュッフェ式で、重さで支払う。たしか、この写真の量で13€くらい。ここのベジタリアン料理を侮ることなかれ、味付け、調理法とすべてが最高。

お店に入って左がレストラン、右がカフェになっている。置いてあるケーキはすべてベジタリアン・もしくはベーガンで、ケーキもまた美味しい。

肉や卵、乳製品を使わない料理も、ちゃんと料理法があって、こんなに美味しくなるのかと、目からうろこだ。地産地消という点でも、非ベジタリアンでも十分楽しめる、在住者おススメのレストランだ。フライブルクに来た際はぜひ寄って行ってほしい。

ADELHAUSのHPはこちら:https://www.adelhaus.bio/

 

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