再びだが最初におさらい。保育士の PIA-Ausbildungとは…
実践統合型と呼ばれる、3年間学校でセオリーを学びながら同時に実習先で実践力を伸ばすタイプのAusbildung。
学校説明会は1月から行われる
学校説明会(ドイツ語でInfoabend)はそんなに頻繁に開催されない。
ちなみに私の学校は1月に1回、2月に1回の合計2回だけだった。
学校説明会は、学校の雰囲気を知るだけでなく、自分のドイツ語で学校に質問するチャンスなので、アピールの場としても参加しておくと後の自分のためになる。
これから3年間通う学校の情報は、逃さないよう要チェックだ。
学校説明会に行く際の服装
普段の私服で全然大丈夫。日本の就活のようにリクルートスーツを着て‥という雰囲気はドイツにはまったくないので、リラックスして普段の恰好で来るのが一番。
募集期間は毎年2~3月頃
募集期間ということは、書類を送る時期ということ。
その年度の9月から始まる分の応募期間はその年の2~3月が典型だ。
日本から取り寄せる必要がある書類などがあるかもしれないので、必要書類は早めにチェックし準備しておこう。
再募集は6月くらいにかかる
まだ空きがある場合、6月以降に再募集がかかる場合がある。
気になる場合はこまめに学校のHPをチェックしてみよう。
Vorpraktikumの期間に注意
募集条件に、Vorpraktikum(事前実習)を一定の期間済ませておくことというのがある。
一定の期間というのは、個人の最終学歴によって変わる。
Vorpraktikumを9月のAusbildung開始までに完了できない場合は、今年度の募集には間に合わないので要注意だ。
- 最終学歴がFachschulreifeまたはAbiturの場合→6週間以上の社会福祉施設でのVorpraktitkum
- 最終学歴がFachschulreife以下(Realschulreifeなど)の場合→1年間のBerufskollegまたは2年間のVorpraktitkum …等々色々
複雑と書いたが、言い方を変えれば最終学歴がFachschulreife以下の人たちの追加条件は色々な種類があり、可能性もたくさんある。
自分の学歴と経験を合わせて、どこがクリアしやすい条件なのか、知りたい場合は学校に直接問い合わせるか、街の相談所(Weiterbildung-Beratungsstelle)に行って聞くのが手っ取り早い。
※フライブルクの Weiterbildung-Beratungsstelle はこちらhttps://www.beratungsstellen-freiburg.de/wegweiser-bildung.html ★場所は市立図書館入口横
学校と実習先両方に応募しないといけない
学校のホームページから、応募に必要な書類を確認しよう。
応募の時期に条件(ドイツ語B2、Vorpraktikum、実習先を見つける)を満たせていなくても、9月の入学までに済ますことが出来ればいいことが多く、それを前提として応募できる。もしそんな人がいれば安心してほしい。
学校よりも実習先を見つけるのが意外と大変だ。どこの幼稚園でもAzubiを雇っているわけではなく、実習先探しは自分のスポンサー探しと就活のダブルだ。とにかく電話でPIAのAzubiのFreiestelleがあるかどうか、問い合わせてみることをお勧めする。もし応募できるようなら、その際に応募書類に何が必要か確認しよう。
学校や幼稚園への問い合わせ→電話が優先される
学校や実習先への問い合わせは基本的に電話か直接伺うのが優先(歓迎)され、メールだけでの問い合わせはかなり後回しにされると思っていた方がいい。
学校のHPの問い合わせ欄に学校側の希望が記してある場合があるので、チェックしよう。
電話するだけで用が5分で片付き、メールを送っても2週間返事がないこともある。
私の経験:応募の流れ
1月 オンライン学校説明会に参加して質問を投げかける
2月 応募(とほぼ同時に実習先の内定ゲット)
3月中旬 仮合格通知(兼不足書類提出願い)
5月頃 本合格通知
7月末 3者間契約書を交わす
8月頭 その契約書をもってビザ申請。
ご覧の通り、たっぷり半年間かかった。
この応募プロセス中、1月から8月までにドイツは何度も週間単位の学校休暇があり、5,6月はAbiturなどの卒業試験があり、学校側はかなり慌ただしい。そういった理由でコミュニケーションがスムーズにいかないことがよくあるので、返事が来なくても焦らないこと。連絡が来たらすぐに返信するとか、アクションすることがおススメだ。
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