BFDをしていた頃に所属していた団体から急にメールが来たので何事かと思い読んでみると、現在有志の人たちによってBFD労働環境の向上のための署名(提出先:連邦議会)を集めているという。
2023年7月6日までに50,000票が必要だそう。(6月15日時点ではまだ約7,000票)
その目的は、連邦議会請願委員会での公聴会を開くことと、それによりボランティア兵役を可視化すること、より多くの財源の提供の要求である。
ゴールとしては‥
- 誰もがBFDとして奉仕するチャンスを得る社会に
- BFDに対してより公正な評価・認識をする社会に
それに対する具体的な要求は‥
- BAföG の最大レートに基づくお小遣い。
- 市内および長距離交通の無料使用。
- ボランティア活動にふさわしい対価:その後のAusbildungやStudiumに対する好待遇、より良い住宅手当
- 親/兄弟の収入や社会的援助を考慮しない給料額
- より多様な雇用先と法的権利
- より良い資金調達、セミナー
- もっと多くの人にパートタイムによる参加の機会を
ごもっともだ。私はよく自分の記事で、給料だけが唯一の欠点だと申し上げてきた。ドイツでの兵役が終了し、その後はなんとなく学校を終え進路に悩んでいる若者向け(実家住の前提)のシステムと化したとはいえ、時代は変わった。今はたくさんの外国人もいるし、母国できちんと勉強してきた人でもドイツのシステムの関係で、ドイツで働く機会を得られない人がたくさんいる。
それに、月の収入が約300€ではやりたくても出来ない人はたくさんいる。BAföGで支給される程度の金額をもらえれば(おそらく800€前後)多少なりとも生活は成り立つだろう。働く需要と供給のバランスももっと取れると思う。
ドイツの社会においてBFDの活躍はどれほどのものか、今一度考え、予算を算出してほしい。
2023年7月1日当日は、ドレスデンでデモも行うそう。
私は参加できないが、デモに出る人たちを応援しているし、実りのあるものになってほしいと願う。
活動に関する情報はこちらhttps://fwd-staerken.de/
ちなみに、署名は紙面上とデジタルの両方あり、したければ誰でも出来る。
デジタル署名のウェブサイト、ドイツ語ですが一応載せておくので良かったら覗いてみてください。簡単なアカウント開設だけで、すぐにデジタル署名ができます。
#BFD #ドイツ #ボランティア #環境改善 #デモ
写真出典:https://fwd-staerken.de/
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