【ドイツで保育士】これからAusbildungを始める人が必ず読んでおいて損はない本

Ausbildung

それは、各州が定めている”Bildungs- Erziehungsplan”だ。

2004年、連邦16州の青年および教育担当大臣は、広範な決議を可決した。 彼らはドイツの教育に関する連邦州の共通の枠組みに合意し、ドイツの保育所における幼児教育のあり方を詳細に定めた。

青少年大臣と教育大臣は連邦州の教育主権に従い、州のための独自の枠組み計画を委託し、現在、ほぼすべての連邦州で幼児教育のための独立した枠組み計画(”Bildungs- Erziehungsplan”)が出来ている。

その詳細”Bildungs- Erziehungsplan”が載っているハンドブックは、保育士のAusbildungや、州によっては小学校教師のStudiumでも教科書以上によく使う本で、この内容に沿って学んでいく。だから、今から準備したい人は、自分がAusbildungをする州が定めるそれを読むことをおすすめする。

今回は、その中から3州のハンドブックをご紹介します。

バーデン・ビュルテンベルク州

名称「Orientierungsplan」

ページ数:173

特徴:3-6歳の幼稚園が主な対象。子どもが世界を発見し、理解する上で子ども自身の活動に重点を置いている

※近日内容が改定される予定です。

ノルトライン・ウェストファーレン州

名称:「Bildungsgrungsätze」

ページ数:144

特徴:0-10歳と幅広い対象年齢(保育園から学童保育まで)。ただ非常に大まかな目標設定や仕様しか含まれていない

バイエルン州

名称:「Der Bayerische Bildungs- und Erziehungsplan für Kinder in Tageseinrichtungen bis zur Einschulung」

ページ数:504

特徴:ページ数が非常に多く、細かい例などが詳細に載っている。情報量が多すぎて読みずらいという声も。教育に対する関心の高さがうかがえる

どこで買える?

ドイツ全国の本屋、またはアマゾンで注文可能。アマゾンにはデジタル版もある。

おわりに

学校の専門科目で、ドイツ各州の”Bildungs- Erziehungsplan”をまとめるという授業があった。

私のグループはわざとページ数が極めて少ないブレーメン州の「Rahmenplan」を選択したのだが、読んでみてとても良い内容だと感心した。BW州と同じく、子どもに重点を置いていて、目標設定はプロフェッショナルにまとめられていて、その他内容は大切なことが短く簡潔に書いてあって、読みやすかった。

BW州の「Orientierungsplan」は3-6歳の子ども対象。近日改定される際、小学生も対象になっていることを願う。その点はNW州の「Bildungsgrungsätze」は0-10歳というのは良いと思う。

 

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