保育士のAusbildungでは、Blockwocheという週が一年に2回(秋と春)ある。
PIA-AusbildungとSchulische-Ausbildungの全学年の生徒がその週は学校はなく、毎日実習先に仕事に行く。
これはおそらく、一週間を通した全体の雰囲気を経験するため、普段いない日にある仕事を経験するためであろう。
たまにこういうのがあっても良いと思う。普段二日しか実習先に行けないので時間が足りないことが多い中、色々と子どもとやってみたいことを試すチャンスだ。
それに、普段なかなか会えない他の学年のAzubiに会って色々と話を聞けるチャンスでもある。私の一学年下のCさんに会うたびに質問攻めされた…。
子どもたちは私が水・木曜日しかいないのをよくわかっているから、『あれ、今日月曜日なのになんでカピバラいるの?』と聞かれた。
Blockwocheが3月にあるのは最初から分かっていたから、私は普段できないような大掛かりなプロジェクトをクラスの子どもと…などと考えていた。だが、実際そんな時間はなかった。
火曜日に実習先試験で先生が来ることになったからである。
実習先試験については、別の記事でまとめるつもりなので今回は詳しく書かないけど、とにかく毎回ありえないほど緊張する。どれくらい緊張するかというと、脇汗かきすぎて2回着替えるくらい…。
水曜日は普段と変わらず、朝はうちのクラスの授業補助、午後は学童。授業では、翌日に学校主催のチャリティバザーが控えていたので、ほぼぶっ続けで工作の時間だった。
もちろんテーマはイースター。
木曜日は少し大変だった。頭を抱えたくなるような問題児の集団に私は結構本気で叱らないといけなくて、こういうのは子どもが大きいならではの仕事だよなぁと思った。本当に頭が痛くなりそうだったが、学童の後のバザーで気分はそこそこ回復。数人の親御さんと知り合ったり、すでに知ってる親御さんとおしゃべりしたりといい機会だった。
『初めまして。あ、去年うちの子と料理のプロジェクトやってくれた方かしら?その節はどうも~!』
『あ、もしかしてあなたがカピバラ?うちの子がいつもお世話になっていてありがとう。あなたのことすごく好きみたいよ。』
『うちの子がね、カピバラは優しい、大好きっていつも言ってるのよ~。』
普段親御さんとあまり会って話すことがないので、こういう言葉をいただけるだけで、やりがいを感じることができるものだ。
そして今日金曜日はかなりリラックスした雰囲気だった。ほとんどの子どもが早めに家に帰るまたはお迎えに来るので、私も早めに上がってよかった。
子どもたちと一週間まるまる一緒にいれたのはとても嬉しかった。
仕事自体は苦じゃない。Ausbildungが終わって、学校がなくなって仕事に専念できるようになったら、今より楽になるかもなと思った。
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