今年1月、ドイツから日本へ一時帰国する際、出発当日に航空会社都合で飛行機が欠航になってしまった。
代わりの便で最終的には2日後に日本へ到着できたものの、その分日本で過ごせる貴重な滞在時間が2日も短くなってしまった。その精神的なショックはかなり大きかった。
それでも私たちは、「航空会社都合による欠航であれば補償を受けられる場合がある」ということを知っていたため、補償金を申請してみることに。
今回利用したのは、EU261(EU Regulation 261/2004)という制度(法律)である。
これは、ヨーロッパを出発する便、または一定条件を満たすヨーロッパ到着便において、航空会社都合による欠航や大幅な遅延が発生した場合、乗客に補償金が支払われる可能性があるというEUの制度。
一時帰国を終えた後、まず予約した航空会社へ問い合わせたところ、「運航会社へお問い合わせください。」という案内があった。予想はしていたが、今回は予約した航空会社がブリティッシュ・エアウェイズ、実際に運航していたのがJALだったため、JALのカスタマーサポートへ日本語でメールを送ることに。
メールの件名は「補償金支払いのお願い」とし、航空会社都合による欠航だったことを説明したうえで、EU261に基づく補償をお願いをした。
その際、送付した情報は以下の通り。
- 搭乗者名
- 予約番号
- 便名
- 搭乗予定日
- 欠航理由(案内された内容)
- 銀行名
- 銀行コード
- IBAN
- SWIFTコード
- 口座番号
- 口座名義人
- 住所
- 電話番号
- Eチケット番号
- Ref Code (すでに問い合わせをしている場合のみ)
JALのカスタマーサポートからは、とても迅速で丁寧な返信が届いた。
内容を要約すると、
「EU261に基づく補償金として、2名様分合計1,200ユーロをご指定の銀行口座へお振り込みいたします。なお、お振り込み完了まで約1か月ほどお時間をいただく場合がございます。」
というもの。
私が最初のメールで送った情報だけで十分だったようで、追加書類や追加の質問は一切なかった。
そして約1か月後、案内どおり補償金1,200ユーロが指定した銀行口座へ無事に振り込まれた!
今回の経験を通して、航空会社都合による欠航では、条件を満たせば補償を受けられる可能性があることを改めて実感したのだった。一人最大600€返ってくるのは大きい。
もしヨーロッパ発着便で同じようなトラブルに遭った方は、「仕方がない」と諦めず、一度EU261の対象になるか確認してみることをおすすめしたい。
補足として、「EU261」はすべての欠航・遅延が対象になるわけではなく、天候や空港閉鎖などの「異常事態(Extraordinary Circumstances)」は補償対象外となる。


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