最近うちのクラスの子どもたち(3年生)は、自転車に乗る練習をしている。学校の校庭にぐにゃぐにゃと自転車練習用の道が描かれ、そこには横断歩道・交差点・ロータリー交差点(Kreisverkehr/南ドイツ・スイスに多い)などもある。
授業中に自転車用の標識の勉強をし、校庭で乗る練習をする。4年生になると、警察の交通課のもとで行われるテストを受けて、合格したら自転車の免許のようなものをもらえるらしい。だから3年生の終わりころから練習を始めるのだ。
私は日本で自転車用の標識とか、そんなものは勉強しなかった。というか、そんなもの存在するのだろうか…。ドイツに来てから、自転車の交通ルールは知っているようで全然知らずに自転車に乗っていたので、たまに危ういときもあった。こういう機会に私自身も勉強できるのはありがたい。
例えば、8歳になるまでは歩行者用の道しか走ってはいけない。親の付き添いがある場合は自転車用道路を走ることを認められる、とか。
ドイツには自転車用の標識やルールがちゃんとあって、しかもフライブルクは自転車の街。この街にこれからずっと住むのなら、自転車に乗れた方が交通手段の幅がぐっと広がる。

学校に自転車やヘルメットが20人分ほどあり、家から持ってこれない子どもは学校の自転車を使って練習することができる。
うちのクラスの子どもはほとんどすでに自転車に乗ることができるのだが、1人だけ全然乗れない子がいた。モロッコからの転校生で、彼女いわく「モロッコでは自転車に乗っている人がいない、車だけ。」らしい。
授業中に一人だけの自転車に乗れない子に付きっきりでレッスンすることはできないので、みんなが自転車を乗っている間、彼女には横断歩道を渡る人の役をしてもらった。
私は最近学童保育の時間、ヘルプで他のクラスに行くことが多いのだが、今週もしうちのクラスにとどまれるのなら、彼女と自転車の練習をしようかと思っている。
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