私のPIA-Ausbildung1年目でやらなきゃいけないことの中に、【15日間のFremdpraktikum】という項目がある。これは、普段の実習先の子ども以外の年齢層の子どもとの仕事経験を集めるのが目的だ。要するに私は小学生以外の、KITAかKrippe、青少年施設のどこかで15日間働かないといけない。
6月のpfingstferienから夏休みにかけて、私たち生徒は実習先を見つけて働かせてもらう。そしてその多くは、普段の実習先の関連施設で働かせてもらうようだ。かくいう私もそのうちの1人。
(他にもやることが多いのに、他の幼稚園に応募書類を提出したり、面接に行くのはめんどくさい‥)
幸い私の実習先にKITA + Vorschule というグループがあり、そこに入らせてもらうことになった。※Vorschule:小学校に上がる歳だけどまだ準備が必要な子が通う、幼稚園の延長のようなもの。
そこには3-7歳までの子どもが15人ほど在籍していて、1-2人の主力教諭+1人の実習生で子どもたちを見ている。
よく学校で耳にする、Morgenkreis(朝礼)も見ることができた。学童保育にはないのでとても新鮮だった。
小さい子のトイレに付いて行ってあげるのも、普段ない仕事の一つだった。(KrippeやKITAで働く人たち、みんなこんなことしてるんだぁ。。すごいなぁ汗)
Pfingstferien中なので、子どもが異様に少なかった。普段通りのグループは見れなかったけど、KITAでの仕事がどんなものなのか、垣間見ることはできた。残りの日数は夏休み中に働く。
圧倒的に違うのは、子どもたちが遊んでいる時間(Freispielzeit)が何時間もあるので、学校で習ったことを実習先で試すチャンスがたくさんあるという点だった。子どもの観察や工作のKreativangebotなどなどたくさん、このAusbildungはその週に習ったことを次のPraxistagで試してみるという流れが多い。でも私はなぜか全然試す時間がなくて、そういう時は大体消化しきれずにいた。他のクラスメイトは大体やってきているのに、どうして私はこんなにチャンスがないのだろう?と思っていた。
KITAでは、砂場とかで子ども同士で遊んでいる場面をよく見た。私の学童保育でももちろん子ども同士で遊んでいるけど、基本的に一人で立ってるような時間はない。というのも、子どもから『一緒に遊ぼう~』と誘われたり、誰かがケンカしたとか転んだとか、子どもが次々と私の所に来るからだ。校舎校庭もKITAより広いし、子どもの行動範囲も広いというのもある。
そもそも昼食や宿題など、時間割に沿って行動しているので、自由時間がそんなに多くないのだ。
学校で習ったことをすぐに実習先で試せるというのは、このAusbildungの醍醐味であり、とても大切なことだ。それを十分に生かせる実習先は、学童保育ではなく、KITAかもしれない。
Krippeは?というと、子どもが小さすぎるから、それはそれで大変。ずっと子どもを見張っていないといけないし、子どもが小さすぎて学校で習ったことをいつも試せるとは限らない。
Krippeで実習しているクラスメイトはよく、実習先試験の前に『子どもが小さすぎるから、何をしたらいいかわからない~!!』と言っている。
とはいえ、Krippeで働く生徒の割合はそこそこ多いので、学校ではたくさんのことを学べる。逆に学童保育で働く生徒がいなさすぎて、6歳以上の子どもについての勉強が授業にあまり出てこないのが残念…。
Fremdpraktikum、色々と違いを見れていい経験になりそうだ。
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