『美味しい物が好きな人』が好きだ。
逆に言うと、ごはんに興味がない人とは価値観が違いすぎて何を話していいのかわからない。
ギリシャ人の友人ラザロスはもちろん、美味しい物が好きな人。ラザロスとはよく美味しいご飯について話したけど、今回初めて彼のギリシャ料理をご馳走になった。どれも素材にこだわっていて、本当に美味しかった~。
ギリシャとかブルガリア出身の友人たちは、オリーブをめちゃめちゃ重要視する。そういう時は、「どこ産のオリーブオイルがおススメ?」と聞いてみるけど、結構みんないろんな場所を答える。私的には、お米は新潟産がイチバン!みたいなことを知りたかったんだけど…。(伝わるかな笑)
まぁオリーブに関しては、日本のお米の新潟のようなわけにはいかないのかもしれない。
ラザロスにいわせてみれば、それはもうカラマタ産の一択。それもコールドプレスの一番搾りに限る!らしい。
確かに、昨日食べたカラマタのオリーブオイルを使ったサラダは、オリーブオイルの味に苦みがなくフレッシュで、フルーティさすら感じるほど…。オリーブオイルのイメージが変わる美味しさだった。カラマタ産のオリーブの実も食べたら、しょっぱくて、深くて、強くて、だけどあっさりしていてすごく好きな味だった。またオリーブの実にハマっちゃう~。ラザロスいわく、カラマタ産のオリーブはこの濃い色と深くて強い味が特徴らしい。
サラダに入っていた、ヤギ乳からできたギリシャの硬めのチーズがまた美味しいこと。しかもこのヤギのチーズではお腹の調子は悪くならなかった!新しい発見。
あと、ラム肉のグリルも最高に美味しかった。ラムチョップを、カラマタ産オリーブオイル・白ワイン・塩コショウ・オレガノ・ローズマリーと一緒にグリルする。あとこのお米のようなものも一緒に。これは、米ではなく穀物からできているもので、ギリシャやトルコでよく食べられるものらしい。(名前忘れちゃった)これがラムから出た油を吸ってまた旨すぎた…。
調理法はシンプルなのに、素材が良いから美味しい。
私はラザロスに、前回の一時帰国の際に日本から持ってきた、旅の指さし会話帳のギリシャ語バージョンを見せた。すると大興奮!!!もともと言語オタクで、日本にも行ったことがあり、中国語が堪能な彼には堪らなかったようだ。漢字を追っては、目をキラキラさせながら読んでいた。
冒頭の、著者がその国の人に向けて書いたメッセージを読んで感動していた。「この、著者の山口大介さんはまだ生きてるのかな?メールアドレスが書いてないな…あなたの本は素晴らしいってメールしたかったのに。」
新しい美味しい物と出会った時、幸せだなぁと感じる。
いつかこの本と一緒にギリシャを旅して、現地の人とコミュニケーションして、美味しい物をいっぱい発見したい。
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