『ギリシャの山のお茶』は、ギリシャをはじめとしたバルカン半島で飲まれているハーブティー。
シディリティスと呼ばれる植物で、標高1000メートル以上の高地に自生しているハーブだ。
オリンポス山や、いろんな山に生えているらしい。
穂紫蘇を思わせるような形をしていて、花は黄色。産毛がびっしり生えていて、ふわふわと優し気な印象だ。
味はというと、しいて言うならカモミールティーに似ているかもしれない。
色はまさにカモミールティーの黄色。ほっこりするような柔らかい口当たりも似ている。ただカモミールティー独特のえぐみはまったくなく、代わりにすっきりとしたアルプスのハーブのような風味だ。ミントとはまた違う。
癖はほとんどないので、子どもでも飲みやすい。
ノンカフェインなので、夜寝る前に飲むのもあり。
気分が落ち着くから、私は夜に好んで飲むことが多い。
成分:ポリフェノール、フラボノイド、エッセンシャルオイル、鉄分
実はこのギリシャの山のお茶、色んな効果が期待できるのだ。
- 抗炎症作用:風邪、のどの痛みの緩和
- 抗酸化作用:老化防止や免疫力向上
- 神経保護作用:鬱、アルツハイマー、気持ちを落ち着かせる、ADHS
ギリシャ人の同僚、おなじみのティナに聞いたところ、ギリシャでは風邪っぽいなぁと感じるとすぐにこのお茶を飲むらしい。
ドイツでは、どちらかというと神経保護の面でよく飲まれている。気分が落ち込んでいるときなどに…。
とにかく万能薬のようなこのギリシャの山のお茶。
日本ではグリークマウンテンティーなどと呼ばれているみたいだが、まだまだ知名度は低い様子。
ハーブティーの強いえぐみが苦手な人にこそ試してほしいお茶だ。
私はセージなどの強いハーブティーがあまり得意ではない。そんな私でもごくごく飲める、優しいハーブティーがこの『ギリシャの山のお茶』である。
私はドイツ人の知人からおすそ分けをいただいて存在を知った。空になったのでギリシャスーパーのオンラインで注文した。
普通に街中で買えるので、気になった方はぜひ試してみてほしい。
ドイツ語名は『griechischer Bergtee』だ。
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