さて、以前の記事「ドイツの学童保育における人員不足問題」の続きになるが、私なりに「現場では今何が必要か」考えてみた。
根本的には、
- 学童保育の仕事をもっと魅力的にして広く宣伝すること
- 主力教諭を早急に育成すること
この2つが欠かせない。
でも、緊急で必要なのは「ちょっとした宿題の補助」だという結論に至った。
今、緊急で必要なのは「午後の2時間」
「フルタイムは無理。でも宿題タイムだけ見守るなら行ける」――そんな人の力が、現場では本当にありがたい。
特に1年生は宿題の時間まで学童に残る子どもの数も多く、しかもひとりひとりが宿題の助けを必要とする場合が多い。
私と同僚は基本的に2人で8〜10人の宿題を見ている。
これがありえないくらいハードで、
「カピバラ〜!」「わかんないよ〜!」「助けて〜!」の声を1時間ずっと聞きながら、あちこちを飛び回っている。
その中には、横に誰かがいないと宿題が全く進まない子、集中できない子も必ずいる。
でも、そこにずっと付き添う余裕は当然ない。
助けを人一倍必要とする子の横に座ってくれるだけで
制度的な大改革よりも、まずは 「宿題の時間に横に座ってくれる人」 が一人でも増えること。
それだけで子どもたちも落ち着くし、職員の負担もぐっと軽くなる。
- わからない問題を「一緒に調べよう」と声をかける
- 勉強のあいだ、ただ座って見守る
- 特に助けが必要な子の横で宿題を一緒にやる
これらは、資格や長年の経験がなくてもできることだ。
1年生はまだアルファベットや20までの算数しか習わない。
ドイツ語がB1〜B2くらいあれば、十分サポートできる内容だと思う。

どこに連絡する?
- 学校のOGS/HortのLeitung(責任者)
- 市区町村や学校の委託トレーガー(Stadt / Caritas / DRK / Diakonie など)
- Freiwilligenagentur(ボランティアセンター)や地域の掲示板
事前に用意しておくとスムーズなもの
- Erweitertes Führungszeugnis(拡張版無犯罪証明)
→ 子ども・青少年分野で活動するには原則必要。ボランティアの場合、トレーガーの依頼文があれば無料で発行できる自治体もある。 - 麻疹(はしか)免疫の証明(1971年1月1日以降生まれ)
→ 予防接種手帳や医師の証明など。 - 簡単な履歴書(ドイツ語)と、滞在許可・就労可の確認
雇用形態
- ミニジョブ(短時間雇用)
- Übungsleiterpauschale(ÜLP)
- Ehrenamt(ボランティア)
このほかにも沢山雇用形態はあるだろう。
まとめ
大事なのは「宿題の1〜2時間だけ手伝いたい」という申し出でも大歓迎だということ。
週に数日でも構わない。思っているよりも難しくないことがほとんどなので、時間に余裕がある方や、子どもと一緒に過ごすのが好きな方、ぜひ勇気を出して扉をたたいてみてほしい。
画像出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=25882411&word=241117.%E5%AD%A6%E7%AB%A5%E4%BF%9D%E8%82%B2%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E9%81%94



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