私の手作り株キムチが親友たちから大好評だった

日記

ドイツに来てここ数年、毎年冬になるとキムチを作っている。

YouTubeで韓国のキムジャン(キムチ作り)の動画を見て研究したり、試行錯誤を繰り返した甲斐があり、去年あたりからは「韓国料理店にも負けない」と自信を持てるほどの味になった。

11月下旬になり、最高気温が10度以下になり、食べごろの白菜を見かけるようになった頃がタイミングだ。

市場で新鮮な野菜を揃えて作るようにしている。

 

私の親友はキムチとは無縁の人生を送るはずだった。というのも、彼女はニンニク・生姜・玉ねぎ・ネギが大嫌いだからだ。

ところが先日、私が今年仕込んだキムチを彼女の旦那さんに渡した際に、何を思ったのか彼女も試しに食べてみたらしい。その結果、意外な反応が返ってきた。

 

「カピバラのキムチ、めっちゃ美味しい!!!」

 

え、キムチ食べたん?!?!?!

 

「てか、キムチ食べられるようになった。」

 

理由を聞くと、「ニンニクと生姜の匂いをそこまで強く感じなかった」らしい。

もちろん、たっぷり入っている。しかし、他の材料とのバランスや発酵具合の影響なのか、それほど気にならなかったようだ。

 

その後、彼女は私のキムチがなくなった後にアジアスーパーで市販のキムチを買って食べたらしい。だが、それが「信じられないくらい不味かった‥」という。

私も同感だ。あれこそニンニクと生姜の匂いが悪目立ちしている。あのパウチ入りのキムチなら、食べない方がましだと思っている。

ドイツで市販のキムチはあれしかないから、手間がかかっても自分で作っているのである。

 

そういえば、先日自家製キムチを使ったキムチチャーハンを職場で食べるお弁当に持って行った。

(職場に持って行くな!というツッコミが聞こえたような気がした…)

蓋を開ける直前に一瞬、「やっぱりキムチチャーハンを持ってくるのはまずかったかな」と、開けるのを躊躇した。おそるおそる開けた時…まったく変な匂いはしなかったのだ。

やはりこれは「無添加」だからなのだろうか。

 

とにかく、「私の手作りキムチを食べて、キムチが好きになった」

これほど嬉しい言葉はない。

 

 

今日、最後のキムチを食べた。古漬けのように、だいぶ酸っぱくなっていた。

白菜はまだ店先で見かけるけど、もう質のいいものが少ない。

それに最近気温も上がってきて、最高気温が10度以上になることも多い。

 

今年のキムチはこれで終わりだ。続きはまた来年の冬に。

 

 

#ドイツ #キムチ #手作り #白菜 #美味しい

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