まず、私は映画に詳しくない。前作である『哀れなるものたち』も見なかったし存在すら知らなかった。この記事は、レビューではなく個人的な感想がメインになる。
最近仕事が大変で、その日はどうしても仕事後に気分転換が必要だった私と友人。
映画でも見よう。今日は何がやってるかな?という軽いノリでたどり着いたのだった。
映画はオリジナル(英語)にドイツ語の字幕。164分という長編映画で年齢制限は16歳である。
3つの異なる話から構成され、エマ・ストーンら数人の俳優が、それぞれ異なる役柄を演じ分けていた。
テーマは支配と信念。誰か、何かに支配された人間の起こす行動、感情が描かれている。
一般的な感想として、監督独特の演出で理解が追い付かず、はてなマークが浮かぶ場面が多々あった。でもたまにくすっと笑えるコメディ要素もあったり、スリル要素などが合わさって、かなりの長編だったにもかかわらず最後まで楽しめる作品になっていたと思う。
セリフはそこまで多くなく、演技で魅せる映画なので、字幕を読むので精一杯になることもなかった。
ただ途中、2話目にグロいシーンがあり、その直後に隣に座っていた女の子2人が出て行った。彼女らには耐え難かったのか、終電の時間が来てしまったのか、理由はわからない。グロいのが苦手な私には、かなりギリギリなラインだった。
個人的には、知らない人の日常を見ているようで、自分たちの日常(仕事)に精神的に支配されていた私たちにとってはいい気分転換となった。
誰か・何かに強く支配されている他人を客観的に見ることで、急に自分が我に返ったり、何か感じるものがあったりする。
映画館から出てきたときの、まだ残る余韻。日常が非日常に感じる瞬間が、とても新鮮だった。
映画を観て気分転換したことで、頭がすっきりしたように感じる。映画自体はもうちょっとよく理解するためには解説が欲しいけど、とりあえずはあまり深く考えないことにした。
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