【ドイツで保育士】五月病?精神的に参ったので、かかりつけ医で診断書をもらってきた。

Ausbildung

クリスマス休暇が終わってから5月までの間は一年の間で特にしんどい時期。なぜかというと、休暇が全くないから。

学校では、筆記テスト、プレゼンテーション、グループワーク、実習先テストや提出物に追われる日々が、かれこれ3月から6月まで続く。

実習先でもやることが山ほどあり、特に休暇中の学童は時間も長く、体力的にかなりキツい。この2月から5月までは休暇学童が特に多いので、本当にしんどい。(PIA-Asudbildung をする人の学校休暇=仕事)

3月から始まる花粉症も、地味に、でも確実に体に負担をかけてくる。

イースター休暇中、少し長い週末もあったのだが、休暇学童がしんどすぎて病気になるのがいつものパターン。やっと迎えた長い週末は体調悪く、寝て過ごすのがオチだ。

ここから5月末のフィングステン休暇までは正念場。テストやプレゼンテーション、提出物が続く。

7月末、やっと夏休みに入ると思いきや、Fremdpraktikumという課外実習。この疲れ果てた精神状況から、全く知らない幼稚園で15日間実習をしないといけない。

それもどうにか終えて、やっと本当の夏休みに入れば、灼熱地獄の日本に一人で十何時間かけて飛び、慣れない暑さに参る。家族に会えてうれしいものの、友人にはほとんど会えず、暑さやコロナであまり日本滞在を楽しめず、いまいちリフレッシュできないままドイツへ戻り、また怒涛のAusbildungの日々が始まる。

私はあと1年Ausbildungがあるけど、こんなサイクルもう一年はこなせない。

Ausbildungのタスクが多い、テスト期間が長く、休みがないのが一番の原因だけど、これをどう変えることが出来るのだろう?

 

 

月曜日、自分が限界を感じていると上司に話している時に、涙が出てきた。

私の涙を見るまでは「気持ちは分かるけど、仕事時間もあるし、学校休暇中にしか休暇が取れないのはこの仕事の性だから…」と、理解はできるけどそれに対して何もできないよというスタンスでいた上司も、さすがに本当にまずいなと思った模様。「こうこうこうして休暇をくっつけて、クリスマス休暇少し長くできるから、日本に飛べるんじゃない?」とか、色々と提案してきた。

そして「カピバラ、明日は仕事に来なくていいよ。何も後ろめたい気持ちは感じず、家で休んでていい。これ以上頑張ったら本当に気持ちが折れちゃうよ。その前にもう一度力をためないと。来週も無理だったら休んでいいからね。」

私は最初「いや、明日は私のAusbildungのタスクがあって、どうしても休めない‥」と食い下がったのだけど、上司は「タスクは今全然重要じゃない。重要なのはカピバラの健康。明日は仕事に来るな。」と言い放った。「また元気になったら、来年のことを話し合おう。どうにかできるよ。」

本当は内心、明日だけ仕事休めても、明後日から学校でプレゼンテーションやら提出物やら、やることは山積みだから、気持ちは休まらないんだけどなぁ‥。と思いながらも、その日は帰宅した。

 

そして翌日、言われた通りに仕事に行かなかった。午前中はタスクのことを考えがちだったけど、少し時間が経つと自分の気持ちを考えられるようになってきた。

このまま休みなしで突っ走るのは無理だ。今週は学校も休もう。そう思った。

 

 

学校は3日間あるけど、2日以上休む場合は医師の診断書(Krankschreibung)が必要になる。私はこの場合、かかりつけ医でいいのか、少し迷った。私は精神的に参ってしまっただけで、体はどこも悪くない。かかりつけ医に「精神科に行ってください」と言われたらそれはそれでややこしい。

かかりつけ医で、正直に話した。保育士のPIA-Ausbildungをしていて、それがハードすぎて精神的に参ってしまったから、今週休みたい。だから診断書が欲しいと。

医師は、うんうんと頷きながら聞いてくれて、言った。

「正直に話してくれてありがとう。正直に話してくれたから、診断書は出すよ、それは全く問題ない。多分、一般的な疲労困憊かな?本当に病気になってしまう前に一歩前で引いて、今ここにいるのはとても重要な事。あと大事なのは、本当に精神的に病気になっていないかどうか。ベッドに寝た切りで起きれなかったり、喜びを感じる瞬間が全くない、人生がつまんないものとしか感じないとかはある?」

「うーん、それはないかも。」

「そうか、良かった。テスト期間はもう終わったの?」

「まだ終わってない。この先のことを考えるとなんかまた涙が出てくる‥」

「大丈夫、とりあえず今週金曜日までの診断書を出しとくから、様子見て来週月曜日にまだ調子が良くなかったらまた来てね。」

 

ということで、診断書をもらったので、少し休むことにします。

テストとか、仕事のこととか何も後ろめたさを感じずに、ただ自分が楽しいと思えることに集中しようと思う。

 

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