ドイツの療養制度<Kur>

今日学校で、とある知らない言葉が繰り返し話題に出てきた。

「どこどこ組の先生は今”Kur”に行ってて、Pfingstferienの後に戻ってくるよ。」

「〇〇ちゃんは今”Kur”に行っているからいないんだよね。」

Kurって何?休暇かな?と、ドイツ人の同僚リンダに聞いてみると、そこにはドイツらしい制度があった。

Kurは<療養>のことで、健康状態や精神的な回復を目的とし、ストレスから解放されるために、遠く離れたところで数週間~一か月ほど、専用のホテルに住みながら日常を過ごす。

病気の治療後のリハビリとして訪れると、いろんなアクティビティの中から選んで参加できる。

親子Kurというものもあり、例えばお兄ちゃんが喘息で、お母さんと兄弟一緒にOstseeで新鮮な空気を吸うためにKurをするとか、お母さんがストレスで精神的に参ってしまっているので、Kurでリラックスするとかだ。

宿泊ホテルは海沿いに建っていたり、プールやサウナがあったりする。医者も常駐していて、食事はホテルなのでレストランで食べることができる。子どもたちは日常の生活と同じ学年の授業や学童保育に行くことができて、お母さんはクラスで絵を描いたり、ヨガをしたり、様々なアクティビティから選択して受けることができるらしい。

 

医師が診断書を出して初めて行くことを許可され、保険でカバーされるそうだ。

なるほどね、色々と制度が整っているなぁ~と、感心した。

写真はエルダーフラワーシロップ。

今、道端にエルダーフラワーが咲いているのをよく見かける。

このシロップは、カルピスのように水で薄めて飲む。今回は水で割ったが、個人的には炭酸水で割ると甘さがすっきりして、もっと美味しい。

レモネードのような感覚でごくごく飲める、ヨーロッパの初夏の飲み物だ。

 

明日仕事をしたら、来週から二週間休暇だ!!

 

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