【日記】PIA-Ausbildung最後の授業の日。一旦解散。

Ausbildung

今週は、私たちPIA3年生が学校に授業に来る最後の週。

来週月曜日から卒業パーティまでは、口頭試験やコロキウムの日以外はすべて実習先で働くことになっている。

すでにやることがない科目では、先生から成績を口頭で伝えられ、その後は先生と生徒皆で学校の近くにあるカフェにお茶をしに行った。

お優しいことに、先生が私たち生徒に1杯ずつおごってくれた。

 

そしてとうとう昨日が最後の授業の日だった。ちょうど担任の先生方の授業がある曜日だったので、生徒と教師揃って最後のひと時となる。

まず私たちは個別に先生に廊下に呼び出され、全てではないが現時点で成績が出ている教科の成績を言い渡された。

いわゆる3年目の総合成績で、成績証明書に載るであろう成績を前以て口頭で伝えるということ。成績を改善したい教科は、追加の口頭試験を申し込めば、トライできる。

私の成績はというと、まあまあだった。もう、これで良いと思っている。最後まで本当に頑張った、自分。3年間学んだことを生かすのはこれからだ。

 

ただ一つ明らかになった事実がある。うちのクラスの、卒業試験を受けられるか微妙なラインにいた2人は、EBG筆記試験を受けて、今もまだここに居る。ということは、私たちと一緒で、次の試験を受ける資格があるーすなわちほぼ卒業できるということだ。

この3年間、あまり授業に来なかった生徒とかも今ここにいる。彼らは病気か何かのカードを持っていて、それを持って交渉したのだと思う。

3年間真面目に授業に通って真剣に取り組んだ私たちと、観光客のようにたまに顔を出して試験の日だけ来るような生徒たち。結局この保育士という職業が人手不足だから、クオリティは違えどみんな卒業できるということらしい。

だから、3年目に出席日数が足りなくて留年することになった子や、3年目の最後に急に来なくなった子なども、交渉したりあがいていたら、意外と卒業できていたかもしれない…。

 

次に全員が揃って顔を合わせるのは7月11日に行われる卒業パーティの時なので、まず私たちは、卒業パーティの準備について話し合わなければいけなかった。

当日、学校で行われる卒業パーティは4つあり、PIAのがトップバッターらしく、私たちは会場ホールの飾りつけをしなければいけないらしい。その他会場セッティングはもちろんのこと、食べ物や飲み物を持ち寄ったり、みんなで遊ぶゲームを企画したり…

ドイツは、自分が関わることは自分で企画するというのが普通なのだなと感じた。

 

あと、当日は誰かひとり招待していいとのこと。家族や恋人、友人など誰でもいいらしい。もし、3年間実習先でサポートしてくれたAnleiter/in(窓口担当者)を招待するなら、枠外で招待していいとのことだった。

その他担任の先生方へのプレゼントや、私たちの3年間の写真をクラウドに入れて誰もが見れるようにするなど、細々したことを話し合った。

 

その後は持ち寄ってきた食べ物・飲み物でビュッフェ・歓談・ゲームをする時間だった。

最後に全員で輪になって、3年間の感想を言って、締めることになった。

多くの生徒が言っていたのが、3年間があっという間だった、または長く感じたこと。このクラスがとても楽しかったこと。この3年間たくさん学んだこと。もう十分で、Ausbildungを卒業できるのが素直に嬉しいこと。でも少しこの日々を失うのが寂しく感じること。

私は、Ausbildungを始める前と今では、全然違った人間。この3年間本当にたくさんの事を学んで、経験して成長した自分を誇りに思う。と言った。

 

解散した後、机やいすを廊下に運び出して空になった教室を見渡した。

やっとここから出られる。今はまだ、寂しいとかそういう気持ちにはならない。

 

 

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