私の実習先である学童保育には、他にも色んな実習生がいる。
私のような保育士のAusbildungの実習生だけでなく、ソーシャルワーカーのStudiumの実習生、保育士の学校型AusbildungのAnerkennungsjahrをする実習生など‥実習生と言っても一口に言えないくらい色んな背景を持つ人たちがいるのだが、今回は保育士のAusbildungをしている実習生にスポットを当ててお伝えしたいと思う。
実習生の図…
PIA VollzeitとTeilzeit、学校型Ausbildungの3種類がいる。
PIA Teilzeitは4年目もあるのだが、図では省略した。(4年目は誰もいない)
Bさんは、以前日記にも書いたのだが、学童の仕事が肌に合わないと分かり、実習先をKITAに変えた人である。現在はもういないのだが、ここでは一応登場させておく…
問題!この実習生のうち、家庭を持つお母さんは何人でしょう?
正解は3人でした!
Aさん、Bさん、Cさんはみんな家庭を持ち、子どもを2人以上持つお母さん。
Eさんは接点がないので残念ながらよく知らない。(VollzeitかTeilzeitなのかもわからない)
ちなみにDくんとFくんは18歳くらいのティーネイジャ―。
続いて問題!この3人のお母さんのうち、外国人は何人でしょう?
ここで言う外国人とは、ドイツ語を大人になってから学んだ人、ドイツに大人になってから引っ越してきた人。私のような‥。
正解は2人でした!
みんな、私と同じくらいのドイツ語レベル。しかも旦那さんはみんな自分と同じ国出身なので、ドイツ語を助けてくれる人が家族にいるわけではない。
みんな、PIAをどう思ってる?
まずAさんはおそらく40代後半。唯一、一度も精神的に病むことなく今まで元気に続けている肝っ玉母ちゃんである。
『Teipzeitにして良かった。家に帰ったら子どももいるし、家事もしないといけないし、すべてが午前中で終わるTeilzeitが本当に一番良い!』と言っている。
実習先テスト前などの、誰もがとんでもなくストレスを溜めてしまうような時期なんかでも、彼女はとても明るい。冗談を言って人を笑わせるのが得意だ。どうやら、ドイツに難民としてやってきたのだけど、その経過がまさに過酷で、本当に大変だったらしい。人生で乗り越えている修羅場が段違いである。
Bさんはおそらく50代に差し掛かったところ。お子さんはみんな17歳以上で、子どもに手はかからないものの、このAusbildungのタスクの多さにいつも辟易していた。
Ausbildungは高校生活のような部分があり、社会科見学や修学旅行的なものもある。そんな時彼女は先生と話し、行かなくていいようにお願いしたりしていた。
最近学校でばったりと会って話したのだが、実習先を変えて本当に良かったと、笑顔で言っていたので安心した。KITAでの仕事は肌に合う、心が落ち着くとのことだから、変えた価値があったのだろう。
Cさんはおそらく40前半。2人の可愛い子どもがいる。彼女はあまり調子が良くない。やっぱりVollzeitは彼女には大変すぎたのだろうと思う。あれほどTeilzeitにしなよって言ったのに‥。
彼女は事あるごとに私に聞いてくる。そりゃそうだ、彼女が今やっていることは去年私がやったことなのだから、私に聞けば早い。私は若干複雑な心境ながらも、彼女の大変さはまぁよくわかるので、当時の提出物だのなんだの、そのまま彼女に渡している。
『早く終わらせたいから』がVollzeitにした理由らしいが、正直無謀だ。
私は30代独身で子どももいないくて、パートナーからドイツ語の助けをもらえるのに、アルバイトとか他のことも全然出来ないくらい、PIAは大変なのだ。
でもこれが普通ではない
ここでいっておかきゃいけないのは、うちの実習先の年齢層は普通じゃないということ。
たまたま今こうなだけで、他の実習先では多くが20歳前後の若い実習生である。
でも、こんな人達もいるんだよ~ってことをお伝えしたかった。
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