今日は午前中の授業にも補助で入る日。8時半に学校に到着した。
授業でやったテーマでおもしろかったのは、ドイツ語の古いアルファベットの書き方。
ジュッターリーン体といって、1915-1970年の間に使われていて、今は全く使われていない筆記体だ。
担任のマリオンは「私の祖母はこれを完璧に書いていたんだけどね…。」と言いながら、お手本を見ながら書いていた。
8:30-10:45まで授業補助、10:45-11:30は休憩時間。だが、私たちBufdisは学校の鍵を持たされていないため、各部屋に鍵があるこの校舎内では、自由に動きずらい。休憩する場所がないのだ。
休憩室なんてものはなく、事務所は今3人しか入れないうえに出勤した同僚たちの出入りが多い場所なので、いづらい。
何度か45分間の休憩時間に一度家に帰り、昼ご飯を食べたりしたけど、いくら学校と家が近いとはいえ、家で休めるのは20分ほど。落ち着かないし移動時間がもったいない。
なので、ほとんどは休憩せずぶっ通しで授業補助に入り、11:30からそのまま学童保育の仕事をしていた。
ただ、休憩をしなかった日、仕事中は疲れていると思わないのだが、帰った後の疲労感が半端じゃないのだ。18時にはもう何する気力もないほどで、寝たいけどまだ早すぎる。
それに対し、一度家に帰宅した時は、休憩中はたいして休めていないけど、仕事後それほど疲れていない。
45分間の休憩も侮れないな、と思った。
他のBufdisがどこで休憩しているのかは知らない。
というわけで、そろそろちゃんと休憩をとる方法を考えないとな…と考えていた。
問題は、どこで?
マリオンに伝えると「そうだよね、よくわかる。絶対に休憩した方がいいよ。」とのことだったので、今日から休憩をとることに決めた。
一つ部屋に当てがあった。向かったのは、職員室の横にある小さな部屋。学童のクラスごとのファイルが置いてあって、教諭たちが出勤後にファイルを取りに出入りする部屋だ。ここなら、早めに来ている教諭がいるかもしれない(=鍵が開いているかもしれない)
開けると中には一人、顔見知りの教諭がいた。
別のフロアの教諭で、すれ違ったりはするがちゃんと話したことはなかった。
何となく、彼女は近づきがたい雰囲気がないので、普通に話しかけた。
「ここで休憩してもいいかな?」
「もちろんだよ。」
どのクラス担当?とか、あ~じゃあ担任の先生は〇〇先生だよね!とか、軽く自己紹介がてら身の回りのことを話す。
彼女のクラスの担任の先生が、以前日記に書いたあの先生、去年の今頃にコロナにかかって、その後嗅覚がたまになくなると言っていた先生だった。
その先生に、その後嗅覚が戻ったか聞きたいんだけど、全然話す機会がなくてね…と私がぼやくと、彼女は色々話し出した。
彼女自身、その先生の嗅覚が戻ったかは知らないらしい。ただ、彼女はビタミンB2が足りないと、味覚が少なくなったりするらしい。コロナとか全然関係なくだ。
彼女自身、子どもの頃からずっとなぞの体調不良に悩まされてきた。するといつか、かかりつけ医のもとで、血液になんらかの不具合があって、自分が食事以外でビタミンを摂取しないといけないことがわかった。どのビタミンが必要なのかは、トライ&エラーでひたすら試したらしい。
自分が必要とするビタミンの種類を把握して、毎日摂取し始めてからは、今まで悩んでいたなぞの体調不良は一切なくなった。ビタミンをやめると、また嗅覚が薄くなったり、なぞの体調不良が現れてくるらしい。
彼女が言いたかったのは、ビタミンによる自己治療の可能性だ。
聞いていてとても興味深かった。
他にも色々と話したが、とても話しやすかったし、楽しくて時間があっという間にすぎた。
これこそ休憩だ!
最後に「楽しかったよ!いや~なんか知り合えてよかった!」とここで初めて名前を言って、別れた。
部屋の鍵が開いていればいいな~くらいの期待だったが、良き同僚と知り合うことができてよかった。
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