【日記】PIA-Ausbildungについて日頃から思うあれこれを、先生にぶちまけた。

日記

たった3年間のAusbildungでセオリーだけでなく実戦経験も積み、卒業後に即戦力となるPIA-Auszubildenderは、いわば保育士のAusbildungの中でも花形、スター的存在だ。

私たちは学校の中をふんぞり返って闊歩して…はいないが、それくらい自分を誇らしく感じて良いほどのことをしている。

何度もこのブログで言っているけど、このAusbildungは本当にキツい。

保育士になるという情熱を3年間保つことのできる良い実習先、お互いを助け合い高め合えるようなクラスメイトと自分に理解がある担任教師、この全部に恵まれないと、このハードな日々を突き進んでいくのはかなり難しいだろう。

 

 

今日は長い一日だった。1時間目から授業だったので、7:55から16:15まで授業だった。

最後の授業から帰るとき、先生が私たちに話しかけてきた。

『いや~、PIAって本当に大変だよね。みんなよく頑張ってるわぁ。』

その先生は、先生方の中でもPIA-Ausbildungに精通している方で、先生でもわからないことがあったらこの先生に聞く、そんな方だ。

その言葉をきっかけに、私たちは普段思うところ、改善要望をその先生にぶちまけた。その先生なら、何かを変える力があるかもと思ったからだ。

このAusbildung、なにせまだ歴史が浅いものだから至る所に改善の余地がある。

まず、情報が少なすぎる。100個タスクがあるのに、きちんと事前に情報や説明をもらえるのはそのうちわずかだ。というのは、学校と実習が一週間に平行して行われるため、会う日が少ないという点が大きく関係してくるかもしれないけれども、そんなのは最初から分かっていることなのだから、改善できるはずだ。

あと、これはうちの学校に対する改善点だけど、とある最重要科目、要するに卒業試験の科目の時間割がいつも昼休み後、一番集中力が低下している時間帯で、これをいくら言っても午前中に変えてくれない点。私たちは最初から今まで2年以上、一番効率の悪い時間帯に一番重要な科目の授業を受けている。

これは地味にしんどい。そして、私たちの多くはその科目が卒業試験科目だと、今年になるまで知らなかった。はい情報不足~。

実習日が水・木なのを気に入っていない人もいる。なぜなら水・木めいっぱい働いた後に金曜日の科目でテストなんかがあると、勉強する気力がない。

 

 

…などなど、挙げればキリがないけれども、ドイツではこういう小さなことも、ちゃんと言うのだ。言わないと誰も気づいてくれないし、こうして何度も言い続けることで、いつか改善されると信じている。

上記以外にも色々伝えた後、私のクラスメイトで学級委員の彼は、先生の目を見てこう言った。

『今言ったことは、結構本気で考えてほしいです。上の人に掛け合ってほしい。私たちはもうすぐ終わりだけど、次の世代が少しでも楽になるために‥』

先生は終始頷いて、『あなたたちは正しい』とか『その通りよね』と、まさに返す言葉もございませんという感じで私たちの話を聞いてくれた。

 

このPIAが具体的にどう大変なのか記事にする予定でいるので、気になる方はもう少しだけ辛抱願います~。よっぽどの理由がない限り、私は学校型Ausbildungをおすすめします!

 

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