ひさびさの出勤

日記

 

イースター休暇二週間に続き、明けの一週目はシフトが金曜日だけ、ということで結局三週間くらい休みだったということになる。

 

昨日はまず学校についてから事務所に寄って、簡易テストキットをもらった。

これは来週仕事に来る前に自身で検査するためのもの。

数が足りていないのでもらえるかどうか微妙だったが、名前が書いてある封筒があったので、ありがたくいただく。

 

 

事務所では上司のアンドレアがテレビ会議で学校でのコロナ検査対応について誰かと話し合っていた。

学校を開けるなら、子ども全員がテストで陰性を確認したうえで登校させないといけないことになり、でも学校は十分なテストキットが確保できていない。

 

今緊急学童に来ている子どもたちも、月曜日と水曜日にテストをしないといけなくなったのだけど、じゃあ木曜日と金曜日だけ来た子どもはどうなるんだ、とか、たくさんの疑問・抜け穴・指摘が相次いで、すごく大変そうなのが雰囲気から伝わってくる。

 

同僚のアニヤに会う。いつも元気いっぱいな彼女だけど、今日はテンションが低い。

元気だった?と聞いたところ、、

「なんかもう…この状況にいいかげん嫌気がさす。いつになったら普通に学童できるんだろう?朝起きて、コロナは全部嘘でした~!って、夢から覚めたみたいに普通に戻ってればいいなって思いながら寝る。でも朝起きて、窓の外でマスクしているひとを見ては落ち込むの。はい、そうですよね。って」

実際、マイナス時間はどうなってるの?と聞いたところ

「私は今-100時間だよ。どうやって消化するかって?私に聞かないで。私が知りたいよ。でも実際もうそのことを考えたくもないわ…。」

 

ワクチン接種したか聞くと、してないよ、私はまだワクチン信用できない。とのこと。ドイツ人にしては珍しい。

 

 

すると別の同僚、メアベが来た。元気?と聞くと、

「私ね、この休暇中に結婚したの!」

彼女は笑顔で、とっても幸せそうだった。 

ピカピカのシルバーの結婚指輪がきらりと光った。

仕事はコロナで縛りだらけ、疲れを癒す休暇もまともにできないとなると、これくらいいいことがないと笑顔にはなれないか、とつくづく実感した。

 

私たちは3人で、1つのグループを担当。1年生と3,4年生のミックスグループで、ほとんどが1年生だった。金曜日はいつも子どもたちが早めに帰宅して、最後まで残る子が少ないことが多い。今日も典型的なそれだった。

 

最後の2時間、映画を観ようということで、4年生の女の子二人が選んだのが「ムーラン」(アニメの方)。ムーランはこっちですっごく人気なのだ。

家の庭で、木蘭の花がちらちらと散ってゆくシーンなんかに彼女らはうっとりとしていた。

エキゾチックなものに惹かれるのは、皆同じなようだ。

 

学童は16時に終了。今はその時間帯が明るくて一番暖かいので、少し散歩がてら旧市街まで歩いたけど、風が強くなってきて、寒すぎて退散した。

 

 

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