私たちBufdisは、夏休みの始め2週間行われる学童保育のシフトに入らないといけない契約だ。ありがたいことに、今年私はそこを休んで日本に行くことを許してもらった。飛行機を予約して、うちの事務所に飛ぶ日を伝えた。飛ぶ日は私の希望より少し遅くなったので、はじめの数日は学童保育に出れることになる。
すると、窓口担当のアナは「そっか、じゃあはじめの数日間はシフトに入れるってことだね。了解~!」と言った。((やっぱ休みと言うわけにはいかないか…))と、私の期待はあっけなく崩れ去った。

夏休み中の学童は、なんというかいつもよりしんどい。朝から夕方までぶっ続けで、宿題の時間もない、1~4年生までのミックスのグループでまとめるのが大変だし、要するに普段の学童保育よりもずっと長時間子どもの相手をしなくてはいけないからだ。それはまぁ仕事だから仕方ないとして、それ以上に辛いのが、暑いこと。
去年の夏休みの学童は、丁度一年で一番暑い時期と重なり、私は熱中症になりかけた。40度くらいになり、ドイツの建物構造上、一度熱がこもるとなかなか逃げないようになっていて、これがもうサウナのようになる。もちろんドイツの古い公立小学校に冷房があるわけがなく、冷房がないことにまだ慣れない私には、本当にキツイ…。
まぁ仕方ない、数日間だけだし頑張るかー。と気を奮い立たせようとしていたのだが、今日事務所で上司のアンドレアと話す機会があり、その時彼女に言われた。
「カピバラは日本に行く前の数日の学童保育、出なくていいよ。休んでいい。だって今まで本当に頑張ってくれたし、色々なクラスにヘルプに行ってくれたり、本当に助かったから。大丈夫よ。」
うおおおお~!まじか!これは嬉しかった。なんというか、普通に休んでいいよと言われるよりも嬉しい。

私のクラスの子どもは他よりぐっと少なく、それゆえにあまりすることがない時があった。私は退屈するのが大っ嫌いなので、何もやることのないままゆっくり時間が過ぎていくよりも、積極的に他の子どもの多いクラスにヘルプに行ったりしていた。
今日は早く帰っていいよと言われても、黙って早上がりするのではなく、一応事務所に顔を出して「何かすることありますか?」と聞いて、「ないから帰っていいよ。」と言われてから帰った。
まあ、正直でいたということだ。
こんなことが続いて、暇を申告する前に「今日は○○のクラスにヘルプに行ってほしい」と言われるようになり、色んなクラスを行ったり来たりしないといけなかった時もあった。(あれ、今日暇じゃないんだけどな…と思う日もあった。笑)それも、私が一年半ここで働いて、他のどのBufdisよりも色んな主力教諭と知り合いだからスムーズに事が進むからだろう。きっと私は事務所からしたらありがたい存在だったに違いない。
ということで、夏休み突入まであと数日!アンドレアの心遣いに感謝。。
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