今週から、夏が始まった。日が沈む22時頃まで、30度くらいの暑さと刺すような日差し。
空気は乾いているので、そこまで暑いと感じないが、私は昨日熱中症になり、意識もうろうになった。これが結構しんどい…。
実は私、日本で熱中症になったことないのに、ドイツに来てからもう2回熱中症になっている。

昨日は火曜日なので、朝から仕事で小学校にいた。古い小学校なので、もちろんエアコンなどの空調はない。教室ではブラインドを閉め、日差しを遮断して薄暗い中で授業をしている。扇風機がありがたい。
それでもじんわり暑く、汗がわきの下から滴るのを常に感じていた。飲み水機から3回も水を汲んで、学校にいる間は3リットルは飲んだはずだ。水分を取ることを心掛けていたし、トイレもいつもより多く行った。

夕方仕事後、彼とお気に入りのレストランで食事した。
近所のアイリッシュパブで、私たちはギラギラ太陽の下、大通りに面したテラス席に座った。(陰性証明書をとっていないので、店内では食事ができない)パラソルがあったので席は日陰だったが、それでもアスファルトの照り返しでかなり暑かった。
一杯目のビールをいつもより早く飲み干してしまった時に気づくべきだった。私の体は全くの水分不足だったのだ。
時間が経つにつれて疲労感が出てきた。暑い…頭から水をかぶりたい。頭がぼんやりしてきて、気を失いそうになる。
暑苦しくて、動悸がする。水を注文して飲んだら、ちょっと気分はましになった。
それでも回復するまでには至らず、おぼつかない足取りで帰宅した私は、家に着いてからソファに倒れこんだ。意識半分といったところか、しばらくは全然動けなかった。心臓がバクバク言っていた。
麦茶をたくさん飲んで、ソファの上でぐったり。2時間後くらいにやっと動けるようになった。
なぜ30度ちょいの、そんなに猛暑でもない天気の中私は熱中症になったのか、考えた。理由はおそらくこれだ。
- 暑いけど乾燥していて、そんなに体が暑いと感じないため、意識と体感のギャップが生じている
- 乾燥しているから汗が出にくいが、トイレにはよく行く
- 水分は補給したつもりが十分ではなかったのと、塩分やミネラルは補給できていなかった
- 仕事後のアルコール
だから、職場など、エアコンのない環境に一日中いないといけない時は特に気を付けないといけない。
- 涼しい服装をする
- 喉が渇いていなくても、水分を、自分の必要量の倍補給する
- 塩分・カリウム・ミネラルの補給をする
- 仕事後にアルコールを飲みたい時は、まず水分を補給してから飲む
日本だと粉のスポーツドリンクや塩飴なんかが手軽に買えて便利だったなぁ。
こっちにはないので、何か考えなくては。あんずで作っている梅干しも、出来上がりはまだ一か月以上先だし…。
スイカに塩をかけて食べるのは、カリウムと塩分を丁度良く摂取できるから理にかなっているらしい。これから毎日学校にスイカと塩を持っていこうか。

ヨーロッパの夏は、日差しが強く、日が沈むのも22時で日中が長い。石でできた建物は、日差しが入ると熱を外に逃がせないので、サウナみたいになる。そこにエアコンがないと、正直東京の夏よりもしんどい。夏に日本でエアコンがない環境に一日中いないといけないことなんてなかったし、中と外の温度差はたしかにキツイが、慣れていたのだろう。
今年の夏は、日本に一時帰国してエアコンに頬ずりして快適に室内で過ごしたい…。
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