ドイツでAusbildungをしていると言うと、それはそれはドイツ語が上手なのだろうと思われる。けど、実際そんなでもない。日常生活には不便しないけど、ビジネスレベルまではまだ及んでいないと思う。
でもAusbildungを一年終えた今思う、自分のドイツ語でどうにかなった。
それに、Ausbildungとドイツ語の語学学校や公式テスト勉強は、全然違う。私は語学学校に通ってた頃、ドイツ語を勉強するのはあまり好きじゃなかったし、いい成績でもなかった。けど、Ausbildungでは勉強が楽しいし、成績も悪くない。だから、ドイツ語勉強が苦手でも、働きたい気持ちがある人におススメ!自信を取り戻せるきっかけとなるはずだから、諦めないでほしいと思う!
今回は学校生活、実習先で感じたことを書いていこうと思う。
カピバラのドイツ語レベルは‥
3年ほど語学力を計っていない(語学勉強をしていない)ので何とも言えないが、強いて言うならこんな感じ。
読み=B2
書き=B1~B2
話し・聞き=読み書きよりかなりマシ
学校ではどんな感じ?(授業・テスト)
授業
授業はちゃんと聞いていればほぼ理解できる。わからない単語はたくさん出てくるけど、辞書片手に調べてもいいし、私は隣に座っている人に聞くようにしている。
読むのは時間がかかる。
テスト
筆記テストは、自分で文章を書くタイプ。(問題だけが書かれた紙を配られ、自分で用意したルーズリーフ数枚に答えを書く)だから、文章力が求められる。
一番いい勉強法は【要点だけ覚えて本番で文章化する】。でも文章力がないとそれが出来ないので、丸暗記するしかないのだ。テスト勉強の時に暗記に時間を割くのがやるせない。これは私だけでなく、他の外国人のクラスメイトも同じようだった。
レポートなどの提出物は、文法やケアレスミスは原点の対象となる。なので、絶対にネイティブに訂正してもらってから出すようにしている。私はうちの彼や彼の母に添削してもらっているけど、周りにそういう人がいない場合は実習先のAnleiter/in(窓口担当者)に添削を頼むのもアリ。
学校で、外国人だから特別扱いしてもらえる?
目に見えるハンデをもらえることは、ない。(外国人だから、他のネイティブより10分多くテスト時間をもらうとか)
評価基準は周りのネイティブと全く同じだ。ただ筆記テストでは、文法の間違いは減点されない。先生が見たいのは、私たちが内容を理解しているか?だ。
実習先では?(子どもたちと・ミーティング)
子どもたちと接する時
ケンカの仲裁と3,4年生のドイツ語の宿題はちょっと難しい‥。
けどそれ以外は、小学生はよく話すし難しい言葉を使わないから、こっちの勉強にもなる。わからない単語が出てきたら素直に子どもに意味を訊き返すようにしている。(子どもは結構ちゃんと説明しようとしてくれるし、それが本人のためにもなる)
ミーティング
子どもたちよりも、ミーティングや同僚とのちょっとしたやり取りの方が難しい。
同僚には、早口言葉みたいに話す人・言葉遣いがなんか難しい人・方言がある人‥など、十人十色。ミーティングも、テーマがあっちこっち行き来して、何の話をしてるの?と理解がついていかない場面もある。
そんな時、私は書記を進んでやるようにしている。というのはタイミングをみて『で、結局なんて書けばいい?』と聞き、話をテーマに戻すこと・要点をまとめさせることが出来るから‥。
外国人の私たちが、実習先を選ぶ時のポイント
私が実習先の子どもたちに、『カピバラのドイツ語変~』とか言われないのは背景に理由がある。子どもたちは、自分自身も外国人だったり、片言のドイツ語に慣れているからだ。というのは、実習先の小学校がある地区が、移民を中心としたインターナショナルな家族が多く住む地区で、家族構成的に、両親のどっちかがドイツ人・どっちかが外国人だったり、両方とも外国人だったりという場合が多い。だから子どもが環境的に【ドイツ人とその他】のような線引きをしないのだ。
これは、私が気持ちよく仕事をできる大きなメリットだと感じている。
このような職場を探したければ、Arbeitsamtに頼んで【移民が多い小学校】をピックアップしてもらうといいだろう。
まとめ
- B2くらいの語学力があれば、どうにかなる。
- ドイツ語の勉強とAusbildungは全然違う。ドイツ語勉強が好きじゃない人におススメ
- テストやレポートなどの筆記は難しいけど、内容を理解しているかどうかが見られる。
- 実習先では子どもたちとより、同僚とのやり取りの方が難しい。
- 実習先は、インターナショナルな子どもが多い方が外国人として居心地がいい。
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