先日の一時帰国の際、チケットをRail & Fly で取った話は以前の記事で書いた通り。
最寄り駅から空港までのドイツ鉄道代込みのチケットをANAで買った私は、大分得した気分で日本滞在のひと時を楽しんでいた。そんなところにいやーなお知らせが。
9月上旬、私がドイツに到着する日がドイツ鉄道のストライキ真っ最中となる、だと!
搭乗一週間ほど前にその情報を得た私は、ANAのカスタマーサービスに問い合わせ、搭乗日を幾日か遅らせることが出来るか聞いてみた。直行便とはいえ、12時間のフライトの後にフランクフルトの駅で大荷物と一緒にいつ来るかわからない電車を待ちぼうけるのは、ちょっとしんどい。
担当の方の説明によると、私が購入した金額と同じ価格帯に空席があれば搭乗日変更可能らしいのだが、生憎その時は私の希望する日にちに同じ価格帯の空席が見つからなかった。「かなりお安い航空券でいらっしゃるので…」と言われたが、いやいやそんなに安~くはなかったぞ?!
さあどうする。ちなみに、私も彼も車は運転できない。彼の親友トーマスが、車で迎えに来てくれると申し出てくれたのだけど、片道4時間以上かかるし、コロナの状況もあるし、さすがに遠慮した。フリックスバスは、都合のいい時間がなく却下。
ストライキ中は、24時間前にダイヤルが公になる。私の到着日は、究極の間引き運転という感じで、数時間に1本、しかもフランクフルト~フライブルク間で4回乗り換えが必要だった。荷物が問題だった。1つ24キロのスーツケース2個、12キロの手荷物を1つ、パソコンなどの貴重品の入ったリュックサックを一人で持って4回乗り換えは、しんどすぎる。でもスーツケース一つもあきらめたくなかった。貴重な日本からの支援物資、美味しい日本の食材、ドイツでは手に入らないあれこれ、吟味して重量範囲内になるように詰めた品々。海外在住の人にはわかるはず、この気持ち。。。
なので、今回はフランクフルトからICEを利用しないで、フランクフルトからバーゼル行の飛行機を取ることに。気になる鉄道代返金はというと、電車が1本でも走っていれば、なし。利用しないのは私の都合‥ということで、返金されなかった。
航空券は直前だったので300€くらいしたが、24キロ分の荷物を航空便で送るとなったら、倍ぐらいするだろう。これ以外選択肢がないし、仕方がない。ルフトハンザでチケットを取った。
そういえば、フランクフルトで乗り継ぎの際、スーツケースはスルーしてくれるのだろうか。気になった私は再びANAのカスタマーに問い合わせた。結果は、残念ながらスルー不可。フランクフルト空港で一旦受け取り、預けなおす必要があるとのことだった。
しかも、フランクフルト空港の自動預け荷物受付機械ではなぜか通らず、わざわざ有人カウンターに行かねばならなかった。
そんなこんなでバタバタだった帰路も、ありがたいことに飛行機の遅れなどはまったくなく、ほぼ定刻で羽田を出発し、フランクフルトに到着した。
天気も良く、バーゼル行きの航空機までバスで敷地内を移動した際に見た、ルフトハンザのジャンボ機の数々は圧巻だった。バーゼル空港にも定刻で到着した。バーゼル空港は、日本の地方空港のように小ぢんまりとしていて可愛らしかった。
空港がフランスとスイスにまたがっている関係で、フランス出口とスイス出口の2種類ある。車で迎えに来てくれた彼とムティは、わたしがどっちから出てくるかわからないからと、ムティはスイス側、彼はフランス側の出口で待っていてくれた。それを知らずに私が出たのは、スイス側出口。出迎えてくれたのはムティだった。
飛行機の乗り継ぎが少ない方が快適だろうと考えた末にフランクフルト⇔羽田便を取ることにしたのだが、フランクフルト行のICEは満員でほとんど座れなかったし、帰りはこのざまだ。ストライキが重なるという珍しいケースだけども、最初から最寄りのバーゼル⇔東京で航空券を予約しておけば…と思ってしまった。
Rail & Fly どうこうと言うよりも、ドイツ到着時にストライキが重なると、足がない人はどれだけ予定が狂うか、電車なしで地元まで帰るのがどれほど大変なのか、思い知る経験となった。
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