【ドイツ生活】Trinkgeld (チップ)文化は飲食店だけじゃない!あと今年初めて日本の居酒屋でチップを渡した。

日記

チップというと、飲食店で良いサービスを受けた時…私的にサービス砂漠のドイツでは、レストランで普通以上のサービスを受けられれば10%上乗せして払うものという理解でいた。

そんなドイツでも、たま~にすごくいい、心のこもったというか、プロフェッショナルなサービスに出会う時がある。

 

私と彼がかれこれ4年ほど通っている歯医者の歯科衛生士さんがとても丁寧で親切だ。

私たちはその方に一年に一度、Zahnreinigungの施術をしてもらう。彼女は時間をかけてしっかりと丁寧に、綺麗に掃除してくれて、彼女のプロフェッショナルな仕事にとても感謝しているし、出来れば長く元気でいてもらいたい。彼も同じく大満足で、私たちはチップを渡すことにした。

私が今回施術してもらった後に、『いつもありがとうございます。あなたの丁寧な施術にとても感謝しています。』と、ほんの少額ながらチップを渡した。

すると彼女は、一瞬驚いた後にとてもにっこりとして『あら!それはそれは…どうもありがとう。』と受け取った。

ほんの少額でいい。金額は関係ない。要するに気持ちだ。

そしてそれは自分に何らかの形で返ってくるものでもある。(次に会った時にもっと丁寧にやってくれるとか…)

こうゆうのは、こそっと渡すべし。周りに見られるとその人が気まずいかもしれないから…。

 

 

去年の一時帰国の際、普段ドイツで普通のレストランサービスを受けて10%のチップを払っているのに、日本で神サービスを受けてチップを払わないのが、だんだんおかしく感じてきた。

ただここで気になったのがドイツ人の知り合いが言っていた、日本でチップをあげたら相手を困らせちゃったという話。彼が日本のコンビニのレジで『おつりはあげるよ』と言って店を出たら、その店員さんが2ブロック先まで走って追いかけてきて『受け取れません!』と返してきたそう。(彼のテッパンネタらしく、めっちゃ笑ってた…。)

おそらく最後にレジ合わせで端数が出たら問題になるからだろう。そうやって、チップ文化が浸透していないので、あげた相手を困らせては元も子もない。だから私は日本であげるのにも場面を考慮したり、工夫がいるなあと思った。

 

ある日、地方の個人営業の居酒屋で大満足だった私たちは、どうしても女将さんにチップを渡したいという気持ちになった。でも、どうすれば相手を困らせず、遠慮させずに渡せるだろう?

話し合った結果、多分ここは個人営業の店だからあげること自体は問題ない。お会計の後にレシートを入れて渡されたトレーにチップを入れて、店を出る時に『ごちそうさまでした。めちゃくちゃ美味しかったです。良かったらこれで大将と仕事後にビールでも飲んでください。』と、こっそり渡すことに。

女将さんの反応は歯科衛生士さんと同じようで、一瞬驚いた後に笑顔になった。

『まぁこれはこれは…どうもありがとうございます。美味しいビール飲ませていただきます。』と、深々とお辞儀しながら両手で受け取ってもらえた。やったー♪

 

やっぱり、こういう気持ちのこもったチップは渡す方も本当に気持ちがいいというか、あっていいものだと思った。

 

#ドイツ #チップ #文化 #日本 #神サービス #工夫

 

画像出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1147077&word=%E3%81%BE%E3%81%94%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE%E6%89%8B%E3%81%AE%E5%B9%B3

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