トルコ語は、ドイツでよく耳にする言語だ。
スペイン語のようなアクセントがあるが、私の耳にはスペイン語より響きがなんとなく心地いい。
トルコ人である同僚のメアベが私に聞いてきた。
「トルコ語と日本語って、すごく似ていて、似たような言葉がたくさんあるらしいよ。例えば、トルコ語で斜視を<シャーシン>というんだけど、日本語でも似たような発音なんでしょ?」
調べてみると、こんな風に、なんだか似ているなと思える言葉がたくさんあるようだ。
トルコ語・日本語・モンゴル語・韓国語はアルタイ語という語族で、文法が似ているので、単語さえ覚えてしまえば、母国語脳で文章を組み立てることができる。だから文法の違う他の言語よりはるかに習得しやすいらしい。
確かにそういわれると、大学時代に韓国語を少しだけ学んだ時、英語やスペイン語などの他の言語よりはるかに勉強しやすいと感じた。
メアベによると、現トルコ人の先祖たちは、もともとモンゴルの辺りで遊牧民として生活していた人たち。その時に勢力が少し先の日本まで伸びて、日本語に影響を与えたと言われれば、多少なりとも納得できる。
トルコ人は西に移動し、今のトルコの地に落ち着き、それからヨーロッパやいろんな国と交わり、今の文化・顔立ちになった。

先月に結婚したメアベに、何かお祝いを…と考えてふと思いついたのが、風水。
彼女は今、絶賛新居の準備中だと言っていたので、モノではなく、何か簡単なコトで祝いたかった。でも、風水なんてドイツ人に話したら鼻で笑われそうだし、そもそも彼女がそうゆうのに興味があるか、正直に本人に聞いてみることにした。
「何か私から、結婚のお祝いをしたくて考えたんだけど、メアベは風水とか、そういうの興味ある?中国で4000年の歴史がある、れっきとした学問で、家の物の配置で気の力をいい方向に向かわせたりするんだけど…。」
するとメアベは初めて聞いたという様子で、「なんか、素敵~。私昔の中国の小説とかすごく好きだよ。それに運を寄せるとか、興味あるある!」と言った。
先に話したように、トルコ人の先祖はもともと中国辺りにいた人たち。だから彼女らは精神的にもヨーロッパとアジアの中間にいるのだ。
こういった精神的な面からも、トルコ人は親しみやすい。

さっそく風水をわかりやすく簡潔にまとめるために、調べる作業に移った。
自分でやる分には、簡単にネットをいくつか見て、自分で考えてOK!だが、人に教えるとなると、ちゃんと知っておかなきゃ、という気持ちになる。
ちゃんと調べると、風水は思った以上に複雑だった。
どーしよ、うまくまとめて簡潔に説明するの難しい…←今ここ
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