さて前回の記事の続き、実習先を変えることにした同僚と次の実習先について話していた。
彼女が当たりを付けているのは、施設内に保育園と幼稚園と学童保育すべてがある所だ。
彼女のクラスメイトにそういった施設で実習している人がいるらしく、色々聞いた際、正直メリットだらけと感じたらしいのでそのメリットを挙げていく。
実習先選びの参考になれば嬉しい。
メリットその1:3分野での経験をしっかりと積める
ドイツで保育士の資格で働けるのは、大きく分けてU3(保育園児と)・Ü3(幼稚園児)・Ü6(小学生)の3つに分かれる。普段はそのうちの1つの実習先で、3年間実習して経験を積み、その分野のスペシャリストとなる。他の分野の知識・経験を補うために、1・2年次に各15日間の実習(Fremdpraktikum)をする。
私が日ごろから感じているのは、この3つの分野の大きな違いだ。子どもたちの年齢によって、発達状況が全然違うので、仕事内容は変わってくる。だから、私の場合3年間学童保育で小学生相手に仕事して、保育士の資格を取った後にどこかの幼稚園もしくは保育園で働くのは、可能なのだが自分の経験値不足から大きな不安がある。
その点をカバーできるのがこうした実習先だ。
1年ずつ保育園・幼稚園・学童保育で実習できて、ある程度仕事内容を理解でき、実務経験も積める。
メリットその2:Fremdpraktikumをする必要がない
こうした実習先で働いていれば、すでにカバーできるのでわざわざ他で実習する必要もない。
それに、15日間実習するより、1年間働く方が仕事内容もきちんと理解できるし、よっぽど意味がある。
そしてこのFremdpraktikumがなくなると、かなりストレスが軽減される。なぜなら、実習先を探す時間や手間、新しい環境に身を投げるストレスが軽減されるからだ。
やることが山積みの中で、メールや電話で問い合わせて履歴書送って、見学して、全く新しい環境と同僚、子どもたちと知り合う‥というプロセスは地味に大変だ。
均等に経験を積みたい人、色々な年齢層を見たいという人におススメ
1年ずつ実習先の年齢層を変えるというのは、均等に仕事内容を理解できて実務経験も積めると言ったけども、逆に言えば毎年新しい環境になり、0から関係を築かないといけないということでもある。
保育士になりたいけど、どの分野で働きたいかまだ定まっていないという人や、色んな年齢の子どもを見てみたいという人にはオススメだ。
また、こうした施設はどこの街にも必ずあると言う。
狭く深く、広く浅く‥どっちを取るかはあなた次第。
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