親しい友人たちと過ごす週末

日記

金曜の夜は、我が家で台湾人・中国人の友人を招いてパーティをした。友人のひとりがテキサスポーカーセットを持ってきてトライしてみたのだが、これがまためちゃくちゃ楽しくて、新しい楽しみを発掘した気分だった。

負けたら強いお酒を飲むといういつものルールのために、事前に近所のスーパーで何かマズくて強いお酒を買いに行った。それが、なかなかみんな揃ってマズいというお酒が見つからない。人の好みは本当に人それぞれだ。

私と彼は八角(アニス)が嫌いで、トルコやギリシャの八角の蒸留酒はまさに罰ゲームだが、中国・台湾人の友人たちにとっては何でもない。アジア人が嫌いなドイツの卵のお酒、Eierlikurを買ったが、うちの彼や中国人のパンは美味しいと言い、全然罰ゲームにならなかった。

ふと目に入り買ってみたフランスのお酒Nolly Prat は、ハーブのようなさわやかな味で、特にバジルの味が強いが普通に美味しいお酒で、これもまた全然罰ゲームにならず。普通にウォッカを買うべきだったかもしれない。

アジア食材店でアルバイトをしている中国人の友人パンが持ってきてくれた日本のラムネが、また夏っぽい感じでとても良かった。

土曜日は、日本人の友人と街中で会った。彼女と私はほぼ同い年で、仕事も似ていて、共通点が多いことから、とても心強い存在。フライブルクで美味しい、良い感じの使い勝手がいいレストランがないのが残念という話をしていたら、その後にたまたま入ったスペイン料理レストランがとても良く、気に入った。やはり欲しているところには現れるものだ。親しい日本人の友人と日本語で思いっきり話し込めるというのは、とてもリフレッシュになるし楽しい時間だった。

日曜日は、二人の友人と夕飯を食べに行った。ギリシャ人のラザロスとインド人のヘリマは私がフライブルクで最初に通ったドイツ語教室で出会った友人で、彼らとは2年以上ぶりに会うのに、終始笑いが止まらなかった。グルメなラザロスおすすめの、バルカン半島料理店でモンテネグロ料理を食べた。ほとんどすべてが手作りの、本物の味を知る人が集まるお店だ。味はもちろん、最高だった。

ラザロスは博識なほかに語学が堪能で、中国語をはじめインドのヒンディー語やタミルもかじったことがある。漢字が好きで、日本語の漢字、中国の簡体、台湾の繁体を書くことができる。日本語が一番難しいらしい。馬以外は全部ラザロスが書いた漢字だ。

見慣れない横文字は、ヒンディーとヘリマの母国語だ。その美しいこと、なんて書いてあるのかわからないが、文字の美しさにため息が出る。

こうして親しい友人と会いたいときに会えるのは、ロックダウン以前ぶりで、充実した週末だった。スペインやイタリアがもうリスク地域になっているが、ドイツはこのまましのいでほしいな…。

 

 

 

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