昨日と今日の雑感。ついに自分のクラスの子どもがコロナに感染!本当にすぐそこまで来ている感と、Ausbildungについて色々質問されて大切なことを思い出した今日この頃。

日記

ついにうちのクラスの子どもからも陽性者が出た、と聞いてもさほど驚かなかった。昨日はうちのクラスで学校に来ることができた子どもは6人だけ。その6人以外が全員陽性だったわけではないのだが、家族がわざわざ子どもをPCRテストに連れて行って検査を受けさせて、結果を待って、学校に学童に連絡して…という一連の煩わしい流れのせいだろう。家族の負担も相当なものだと思う。

私の同僚の2人の教諭は、一人はワクチン未接種でもう一人はコロナに対しとても不安がある人で、両者とも昨日は仕事を休んだ。なので、自分が中心となりもう一人のBFDと2人だけで学童を行わなければいけない羽目に。まぁ今日は子ども5人しかいないから全然大丈夫でしょ!と上司のアンドレアに言われた。たとえ5人しかいないとはいえ、うちのクラスの子どもはそう簡単な子ばかりではないのでちと焦る…。

有難いことに、子どもたちが大部分をおりがみに集中し比較的大人しく過ごしてくれたので、無事にやり遂げてホッとしたのだった。

「また明日ね~!」と最後にバイバイしたが、今日学校に行くとうちのクラスは学級閉鎖で誰もいなかった。うちのクラスだけでなく、フロアの5クラス中3クラスが学級閉鎖という有り様。

上司のアンドレアから「今日はメアベのクラスに行ってほしい」と言われ、別の同僚、ギリシャ人でこれまた自分のクラスが学級閉鎖のティナと一緒に行くことになった。

ティナのことは人としても同僚としても大好き。彼女はとてもおもしろく、冷静で理性的だ。子ども相手の仕事をする人というのは感情が豊かで、良くも悪くも感情的になりがちな人が多い。でもティナはいい意味でそういう所が一切ないので、一緒に仕事するのがすごく楽だ。それに何より気が合う。

メアベのクラスの子どもは皆いい子ばかりなので、今日はとても平和で良い一日だった。仕事始めとしては、なかなか悪くないぞ。

最近、同僚のBFDやPraktikantinからPIAのAusbildungについてよく聞かれる。みんな9月からAusbildungを始めたいらしいのだが、一体どんなものなのか、応募条件の”学歴によって変わる不随条件”がややこしくて、ネットだけだとよくわからないとのことだった。本当それ、不随条件がややこしすぎる。こっちで満足にドイツ語を話せる人達ですら容易には理解できないのね‥。

そのうち一人はBFDの子で、Hauptschule卒だけどPIAのAusbildung出来るのかどうか知ってる?とのことだった。正直Realschule卒以上じゃないと出来ないんじゃないかと思い、事務所に聞いた方がいいと答えた。彼女が事務所に確認したところ、彼女の今までの学校の成績を一通り確認してAusbildungをさせてあげることができるか判断するらしい。ということで、Hauptschule卒だからといって門前払いされるというわけではないらしい。よかった~。

あとは、新しく6週間のVorpraktikumでティナのクラスに来た女性が、ティナから私がAusbildungをしていると知り、質問してきた。彼女はどうやら今週からうちの学校で働き始めたばかりなのに、ここでAusbildungをしたいと思っているそうで、どうやってここでPraxisstelleを獲得したかみたいな事を聞かれた。それで気が付いたのだが、私を含めうちの学校でAusbildungしている・した人は皆、1年以上BFDとしてうちの学校で働いていた。なので、正直6週間実習で働いただけの新人がすんなりPraxisstelleをもらえるのかは謎だ。

先ほどのBufdiの子は去年の9月からうちの小学校で働いていて、来年の8月で一年働いたことになる。彼女の成績がOKであれば、今の所は彼女の方に軍配が上がっているような気がする。

同時に改めて思ったのが、私が今ここでAusbildungをさせてもらっているということはすごいことなのだということ。各施設が一年に取るAzubiは1-2人でそう多くはない。幼稚園や3歳以下のクリッペはそこら中にあるが、学童保育が併設されている小学校はそもそも多くなく、珍しいくらいだ。それも、私のクラスで実習先が学童なのが私一人だけという理由のひとつだ。

去年のBFDの同僚だったミアやルカ、ナオミがあの後ここでAusbildungをしたいと言ったら私はどうなっていただろう。彼らが大学や他の道を選んだので競争相手がいなかったのは本当に救いだった。

色々な奇跡が重なり今ここにいるが、どれも必然だったような気もする。

忙しさや仕事の大変さに忘れがちだった感謝の気持ちを、ひょんなことから思い出すこととなった今日この頃だった。

 

 

 

 

 

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