夏休みまであと2週間

日記

…なのだけど、私の働く小学校では、すでに休暇に入った人や、来週から休暇に入るという人がたくさんいる。

あとここ2週間ほど天気が悪く、肌寒かったせいか、最近病休している同僚も多い。

そんな要素が重なり、今週は配置換えが頻繁に行われ、バタバタだった。ドイツでは、体調が悪ければ休むのは当たり前、休暇に入るのも当たり前で、職場はいる人でなんとかする。だから、残された方は大変だけど、お互い様だから、そこはどうにか乗り切る。

私は子どもたちに夏休みの予定を聞くのが好きだ。「夏休みの予定は?」と聞くと、色んな答えが返ってくる。今年こそはと、両親の生まれ故郷に帰省する子が多い。ポルトガル・ウクライナ・クロアチア・ボスニアなどなど。みんなここから車で数日かけて帰るらしく、だから早めに休暇に入る子もいる。

モロッコに帰るという子もいる。モロッコはアフリカ大陸にあるので、もちろん飛行機で飛ばないといけないが、フランクフルト空港にまでいかず、隣町のカールスルーエにある小さな空港から直行便が出ているので、比較的気軽に行き来できる。

 

私も同僚から夏休みの予定を聞かれたりするが、「日本に帰りたいのだけど、ビザ申請がまだ出来てなくて、チケット予約できず、未定なんだ」と現状を答えている。

というのも、Ausbildung(職業訓練)の契約書がかなり遅延していて、学校からサイン入りの契約書が返ってくるのを待っている。その契約書類を外国人局に提出し、ビザ申請をする。私はその後に飛行機を予約したいのだ。

ドイツ人は日本人と同じくらい勤勉で真面目、と聞くが、この国に住んで「どこが?」と思うことが多々ある。日本人と同じくらい真面目なら、契約書を3か月も放置しないだろう。

同僚の多くは、私がもう3年近く日本に帰れていないことを知っていて、「カピバラのために一時帰国が叶うこと、祈ってるよ」と言ってくれる。本当は夏休みの最初の2週間学童保育があり、その期間働かないといけないのだが、事務所のみんなは私の事情を知っていて、休んで日本に帰って全然いいよと言ってくれる。

 

仕事が通常運転に戻り約2か月。コロナ禍が始まり約一年半。みんな休暇を必要としている。私もこの夏に一度日本に帰って休憩したいが、日本に帰るなら2週間の隔離がもれなくついてくる。オリンピック開催も、海外から東京に帰省するなら関係してくることだし…。と色々考える。コロナが落ち着いてきたこっち(ヨーロッパ)で、隔離なしでのんびり過ごすのも悪くないかな、とも思う。

 でも本音は、日本に一度帰りたい。

 

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