1,2週間目の実習日。うちのクラスの新一年生はモンスター集団

日記

ここ最近やっと新しい日常に慣れて、心の余裕が出てきた…ということで、今日は久しぶりに日記を書くことにした。

このブログを始めた当初からの目標であった<出来る限り毎日、日記を更新する>は、あっけなく途切れてしまった。授業でドイツ語漬けでヘトヘトで帰ってきて、そこから頭を日本語モードに切り替えるのが、思った以上にエネルギーがいる…というのはただの言い訳。

そして、実習先の新一年生たちはモンスターだった。静かにできない、集中できない、言うことを聞かない。すぐ泣く、トイレに行くのに補助が必要な子もいる…。幼稚園の子どもとの経験がないので、最初は今までの担当だった3年生たちとの差に驚いた。こんなに子どもたちをコントロールするのに苦労するのは私が未熟なだけかと思いきや、主力教諭の二人も大いに苦労していた。

1,2週間目はまさに隣の芝が青く見えた。周りのクラスの子どもは言うことを聞くのに、なんでうちのクラスはこんなに聞かない子ばかりなのだろうと、実際そんなことはないのに、疲れ切った私たちはミーティング中に嘆いた。私は子どもたちと一緒にいるのは大好きなのだが、この時ばかりは週に2回しか来なくていいのが幸いだと思った。

 

去年の一年担当はトルコ人の同僚メアベ。私はメアベのクラスの一年生たち(今は二年生)が大好きだ。彼女に会った時に「あの子たちが一年生だった時、どうやって指導してここまで育てたの?」と聞いた。彼女は「一年生は、最初にルールをはっきりと教えて、それを繰り返し染みつくまで続けることが何より大事だよ。」と、余裕の笑顔で言った。彼女自身も前に受け持っていたクラスで大分苦労したらしく、その時からずっと「次に持つクラスは…」と色々と計画していたのだそう。

私たちのクラスにはっきりとしたルールが欠けているという事実は主力教諭の二人も認識していたようで、私たちは毎週木曜日、子どもたちが帰った後ミーティングをしてアイデアを出し合った。ルールや厳しさは、子どもたちと会って様子を見てから決めようと後回しにしたのが良くなかったということに気づく。

ストレスで殺気立っているアニヤを見て、4年後の自分を見ているような気がして怖くなった私は、自分がいつか一年生の主力担当になった時のために記録とアイデアを書き留めるノートを作ることにした。

こんな時に役立つのが、今までBufdiとして働いていた時の経験だ。一年半の間、色んなクラス・担当教諭・クラスによって全然違う、様々なルーティーンを見てきた。機能しているシステム、自分に似ている教諭のやり方、たくさんのことを学んだ。今までの経験がなければ、今のクラスや今の教諭のやり方しか知らないことになる。

現在、木金しか働かないしうちのクラスに人手が足りてないので、他のクラスにヘルプに行くことはしばらくないだろう。だから、Bufdiの時に出来ることをして良かったと、心から思う。

最初の2週間、自分のクラスの子どもたちの扱いに手こずり心が折れそうな時、2~4年生の子どもたちに、今まで築いてきた関係性に救われたこともあった。そんな時、うちのクラスの子どもたちとも、いずれはこんないい関係になるのだ!と心を燃やすのであった。

 

コメント