蜂がいっぱいフライブルク

日記

今朝、ひさしを閉めようとしたとき、窓のすぐ下の壁からぷ~んと、とっても大きな赤茶色い虫が飛んで行った。その大きさに一瞬びっくりしてすくんでしまったが、彼曰くそれはHornisse(モンスズメバチ)だという。とにかく大きくて迫力がすごかった、確実に全長5cmはあったように思う。

見かけない蜂だなと調べてみると、モンスズメバチは以前大量に処分されて数が減ってしまい、ドイツでは絶滅危惧種に認定されているらしい。

彼はすでに数回我が家の窓から見たことがあるらしいので、もしかしたら近くに巣があるのかもしれない。

フライブルクでは、スズメバチは割と多く、普通にそこら中飛んでいる。だからスズメバチアレルギーの人も多くいて、スズメバチを見るとパニックになってしまう人も。

去年の夏、近所の公園でアレルギーの子どもが刺されて、結構な大ごとになったことがあった。アナフィラキシーで喉が塞がれて息ができない状態になったとか…。

自然が多いということは、虫が多くいるということでもある。

ここフライブルクでは、特に蜂を大事にしようとする人が多く、軒先に木でできた蜂用の家を置く人もいる。花が咲くと、一本の木に1000匹くらいの蜂が働いている。

私は虫はそんなに好きじゃないが、一つだけお気に入りの蜂がいる。

Hummel(マルハナバチ)だ。

どこが好きなのかというと、体がまるまると太くて大きく、毛むくじゃらで、ゆ~っくりと飛んでる姿がのんびりしてて可愛いらしいから。その黒い影が飛んでくるとびっくりするが、とてもおとなしい性格の蜂だ。

鼻歌でも歌いながら飛んでるんじゃないかと思っていたら、ハリーポッターの校長ダンブルドアの名前は、イギリス南部のデヴォンの言語でマルハナバチを意味するらしい。作者のJ.Kローリング氏は、「鼻歌を歌いながら歩いているイメージで”ダンブルドア”と名付けた」と話していたとのこと。

これを聞いて、やっぱりマルハナバチを見て鼻歌を歌ってるイメージを持っているのは私だけじゃないんだ!と嬉しくなった。

 

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