ドイツの劣悪インターネット環境

日本では格安携帯会社が誕生してから、低価格で大容量のインターネットを使えるようになった。街中で無料Wi-Fiが充実しているとはいいがたいが、ちゃんと契約しているならある程度保障されたインターネット環境の中で過ごせた。地下鉄の中でも大体電波が入った。

ドイツではそんなわけにはいかない。

私は今Alditalkという携帯会社で契約していて、1.5ギガバイト4€だ。日本に比べたら割高。しかも建物の近くにいたり、中に入ると全然電波が入らなくなる。石造りの建物だからか知らないが、かなり不便だ。うちの小学校の建物は古くて、教室の中では電波がほとんど入らない。

5Gがドイツに導入されて、一般に普及するのは10年後くらいかしら…という体感である。

自宅では、ボーダフォンでインターネット契約をしているのだが、これがまた不安定。

急にインターネットがなくなることが毎月のようにある。

今月は特に多くて、今回で3回目。管理会社経由で電気工の人が見に来たら、あらら…。マンションのインターネット関係の機械が故障していて、このマンションの人達はみんなインターネットが使えない状態らしい。

自分自身驚いたことがある。インターネットがないだけなのに、生活の大きな部分を失っているような、大きな喪失感があるのだ。インターネットがなくても色々できることはあるのに、なんだか他のことを全然やる気にならない。

インターネットが回復したらこれを調べよう、とかそんなことばかりメモしている。

大変だ…。インターネット依存症は自分が思っているより進んでいる。

 

去年の夏、スイスで休暇をした時は一週間インターネットがなかった。

スイスではEUローミングが無効なので、機内モードにしておかないと後から高額な請求が来る。

でもスイスではキャンプ場にある小さな家で過ごしていて、目の前にはボーデン湖があり、夕焼けを眺めて夜は満点の星空を眺めた。

その時は、インターネットがないことはそんなに不便に感じなかった。

 

普段の生活から急にインターネットがなくなると、こんなに喪失感があるとは。

学校で子どもたちにインターネットばかりしていないで外で遊べとか言っている立場だが、自分も立派な現代病だったことに気が付いた。

 

 

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