【日記】ドイツの幼稚園で働くクラスメイトたちから聞いた、簡単じゃない職場の人間関係

日記

先日、口頭試験の準備クラスの後、クラスメイトとくっちゃべっていた時に聞いた話題を少し掘り下げようと思う。

7月11日に行われる卒業パーティには、生徒一人につき、誰か2人を招待していいことになっている。そのうち一人はAnleiter/in。このAusbildungを実習先で支えてくれた人だ。

クラスメイトたちは、彼らのAnleiter/inを呼びたがらない人が多いし、忙しいからどうせ来れないだろうとはじめから誘う気のない人が多い。

社交辞令で一応招待状は渡したというクラスメイトも、渡した時は心の中で《お願いだから来ないって言って…!!!》と願っていたそうだ。笑

クラスメイトたちの、Anleiter/inとの関係が浮き彫りになった瞬間であり、同時に少し悲しくもある。

私はと言うと、Anleiterinを喜んで招待して、招待された方もとても喜んでくれて、事務所に話して来れることになった。

 

クラスメイトで、実習先の人間関係に不満がある人、割合にして70%

卒業後に職場を変える人、割合にして70%

特によく聞くのは、Anleiter/inと関係がうまくいかないということだ。

Anleiter/inは、実習先で私たちのAusbildungの面倒を見てくれる人だから、一番やりとりの多い人であり、その人と良好な関係=良い実習先での経験となるが、逆もまた然り。

Anleiter/in自身は保育士なので、Ausbildungの経験はあるものの、Auszubilderinと呼ばれる一般の会社などでAzubiの面倒を見る人の様に、人を指導するために学んではいない。だから結構個人の力量によってしまうところがあるのだ。

しかもPIA-Ausbildungは最近できた新しい形なので、従来の学校型Ausbildungをした人には理解しがたいところがあるようだ。

 

ドイツでも、教育分野はやはり、まだ女性が多い職場である。

だからというのもなんだけど、衝突が起きやすいし、人間関係は慎重に行かなければいけないのも確かだ。

あと若いAzubiに嫉妬するとか、頭の中が凝り固まって石のような保育士が同僚で、学校で習ったことがなかなか試せないとかもよく聞く。

 

私はその点に関しては本当に恵まれていて、今の職場はごく一部を除いて本当に良い人達。

Anleiterinも、私の実習先でのすべてを支えてくれた。本人は学校型しかやっていないのに、PIAのなんたるかをしっかりかみ砕いて理解し、実践的なところだけではなく精神的にもたくさん支えになってくれた。

私のように、実習先の人間関係に悩んでいない人はかなり稀だと思う。1~2年目の同僚Aにはかなり苦しめられたけど、苦手なのはその人とあと一人くらいで、他の大多数は本当に良い人達だ。

あと素敵だと思うのが、私の実習先にはソーシャルワーカーや教育系の大学生の実習生も多いのだが、彼らはうちで半年Praxissemesterをやり終えた後も、アルバイトとしてそのまま残る人が多い。

賢い選択だと思う。でもそれは、職場の人間関係が良いからこそある選択肢だと思うのだ。

 

正直この辛いPIA-Ausbildung、職場の人間関係にも悩んでたら絶対最後までやり遂げられなかったと思う。この点は本当に運が良かったな‥。

 

#ドイツ #Ausbildung #PIA #保育士 #アウスビルドゥング #実習先 #経験 #仕事 #日本人 #職場 #人間関係 #悩み #同僚 #Anleiter #Anleiterin

コメント