【ドイツでアルバイト】お小遣い稼ぎに、ドイツの小学校の学童保育で子どもと働くメリットは?

ドイツの学童保育

学童保育の仕事中に私は同僚と話していた。

同僚の彼女らは大学生で、アルバイトとしてうちで働いている。週1~2回、午後4時間くらい私たちを支えてくれている。

もうすぐ夏休みに入り、その後は9月から新学期になるので彼女らにここに残るのか聞いたら、二人とも残る予定だそう。嬉しいことだ。

『アルバイトとしては、ここはかなり楽だよね~。たまに今みたいに体育館に1時間座ってるだけでいい時もあるしさ。』と話していた。だよね、だから続けるんだよね。

 

アルバイトとして学童で働くと、まず子どもたちを自分ひとりで面倒見ることには絶対にならない。Fachkraftと呼ばれる、一人前の教諭が絶対にいて、その応援としていることになる。

仕事は大きく分けてこの二つ、子どもたちが遊んでいるところを見守り、宿題を見る。

アルバイトなので、教育者としての接し方うんぬんは問われない。(もちろん常識があるという前提で)

あと、子どもの親とやりとりすることはまずないから、この仕事で大変な部分に関わることもないのでストレスもない。

アルバイトには責任がないから、もし何かがあったとしてもセーフ。守られた存在だ。

土日祝日、学校休暇中は仕事が休み。結構自分の都合で働きたい日を選べたりするらしい。例えば『この月はテストがあるから少な目にしよう』とか『この月は旅行前で稼ぎたいからたくさん入りたい』とか、そういった個人の都合も結構聞き入れてもらえるらしい。いい意味で、そこまで強くあてにされていないから、アルバイトとしては気楽である。

 

私が個人的に学童でバイトする長所と思うのは、何というか、かなり守られた立場、責任のない立場で、色んなものを見ることができる所。学べることが多いので、もし教育系の道に進むならピッタリのアルバイトである。もし教育系に進まなくても、ドイツの教育について少し触れられる機会になる。

 

 

典型的アルバイトであるレストランのホールよりも、ずっとずっと楽だと思う。

おそらく金銭的には、チップのせいでホールの方が稼ぎが良いと思うので、たくさんバイトしてたくさん稼ぎたい!と言う人には向いていないかも。(レストランのホールは、客の入りによってはチップで一日100€くらい稼げる日もあるらしい)

反対に、あまりハードに働くのは嫌。出来る限り楽にお小遣いを稼げれば…という人にはオススメ。

何が大事かは個人の好みである。

 

ドイツ語のレベルは、会話が出来れば(B1くらい?)いけると思う。

というのも、私が学童で働き始めた時はB1~B2くらいだったし、慢性的な人手不足だから、言葉が多少不自由でも、ちゃんとした大人が一人加わってくれるのは戦力が増えるという事で大歓迎なのだ。

宿題を見る時にドイツ語に自信がなければ、そう伝えれば1年生のところに送ってくれると思う。1年生は、まだアルファベットと数字を学んでいるから、こちらが分からなくて助けられないということは無いから絶対大丈夫。

あとは学童でバイトするメリットの一つである、ドイツ語力の伸びについて。子どもたちと生きたドイツ語を話すことで、いいアウトプット、新しいインプットの機会となるだろう。

 

私もドイツに来たばかりの時、日本食レストランでアルバイトをした。典型的日本人の考え方で、飲食店以外でのアルバイトが逆に思いつかなかったのだ。ドイツ語の自信がない故に、ドイツに来てまで日本人に囲まれて働いている私…。大学生の時のバイト以来、久しぶりの飲食業の裏方。誰がやっても同じことだ。世界中どこでもやることは同じ。

今後この道に進むわけでもないのに、進んでいるようで立ち止まっているような状況の、勇気のない自分に当時は苛立ちを感じながらも、他に選択肢を知らなかったので我慢するしかなかった。(結局4か月くらいで辞めたけど)

その後、何人も日本人がドイツに来たが、みんな同じでどこかしらの日本食レストランでアルバイトをしていた。そんな彼らも働きながら思っていることは当時の私と同じだろうな‥。と思った。

だから私はこうして、自分のブログで発信したい。飲食店以外の選択肢もあるよ、学童保育でのアルバイト、結構楽だし、楽しいよ。と。

教育という現場では自分という個性を生かせるし、人と人とのやりとりから生まれる何かがある。

 

案じるより産むが易しとはこのことだ。勇気を出して、最初の一歩を踏み出すか踏み出さないか。

いつ踏み出すか。それが早ければ早いほど、あなたのドイツでの人生は濃く、より満足のいくものとなるだろう。

 

 

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