【ドイツで保育士】Vorpraktikumをする際は実習先のこんな所を辛口チェック!~Organisation・同僚編~私の3年間の実習先、本当にここでいいの?

Ausbildung

Ausbildung中の3年間に私たちは実習先からの協力・助けがこれでもかと必要になる。

快適な実習先を見つけ出すためのチェックポイント、今回は実習先のOrganisation編をお届けしたい。

事務仕事専用の人はいるか

たまに実習先で、事務仕事専用の人がいなく、保育士が子どもを見ながら片手間に事務仕事をしているような所がある。これは絶対にダメ!!!!

保育園の事務仕事は片手間に出来るような量ではない。ということは、何らかの理由があって、慢性的に極度の人員不足だということ。(入っても人がすぐ辞めちゃうとか‥)

私たちはAusbildungをするにあたり、保育士たちからの助けがたくさん必要。彼らの時間も必要だ。なのに事務職の人がいないような実習先では、助けはほぼもらえないと覚悟しないといけないだろう。

 

同僚で病気がちの人がいないか(精神的にも、体力的にも)

だいたいどこの実習先にも、めちゃくちゃ病気がちでよく不在な同僚がいる。日本では信じられないと思うけど、体感的に2日に1日いないような人もいるのだ!

現場は慢性的な人員不足。だからそういう病気がちな人でも戦力としては貴重なので、よっぽどの問題がなければクビにはならないのだ…。

当然のことながら、ちゃんと健康管理をして仕事に来ている同僚からは煙たがられる。そういう人がいると周りは余計な仕事が回ってきて迷惑をこうむる。たまになら仕方ないが、それがいつものように重なるとしんどいし、まず子どもとの仕事が最優先だから、Azubiへの協力や助けは後回しとなってしまう。

私はAusbildung1,2年の時、同じチームのとある同僚が体感2日に1日いないパターンで、本当に大変だった。大切なミーティングが出来ないとか、自分にとって大切な事がいつも後回しにされ、その同僚を信頼できない。不満ばかりが募って心にも良くないので、そういう人がいるかいないか、見分けるのは大切だなと痛感した。

 

同僚同士の雰囲気、コミュニケーションの頻度

同僚同士は和気あいあい雑談したり、冗談を言い合ったりする関係だろうか?少なくとも、必要な情報は交換してお互いを信頼し合っている関係だろうか。

もしぎすぎすを感じ取れるくらいなら、何かがおかしい。居心地が悪い実習先は精神的に良くないのでやめておこう。

ここでは普通に同僚皆に「ここでの仕事はどう?満足している?」と聞いてみよう。みんな結構普通に正直に答えてくれる。

 

同僚の年齢や学歴

同僚の年齢層が高めだと、教育メソッドが古い場合が多い。私たちは現在学校の授業で多様性についてしっかり学んだりするので、学校で学んだことを現場で試したいときに、現場保育士と考え方のずれが生じる場合も。

でも、高齢の人はキャパシティが大きいことが多いのがとてもポイントが高い。自分の担当グループにAzubiを持つ保育士は、自分の仕事の他にAzubiを育てるという追加の仕事を課せられる。それは人の質とキャパシティによる所が大きく、若い人はキャパがなく上手にできなかったりする。

もちろん十人十色で、若くても考えが年寄みたいに偏っている人、年を取っていても考え方は柔軟でいつも新しい考えを取り入れようとする人など、色んな人がいるので、そこはその人たちを観察してみよう。

学歴はAusbildung、Studiumなど色々あるけど、PIAをやった同僚がいれば尚良い

 

同じAusbildungをしている実習生がいるか、その人は満足しているか

同僚でPIAをやった人がいなくても、PIAのAzubiがいればまだ大丈夫。(実習先がPIAという新しい形のAusbildungを知っているかという点が重要)

そしてそのAzubiが満足しているか(教えてもらうチャンスはたくさんあるか、見本保育士の質は良いか、助けはもらえるか、Azubiという立場を守ってくれるか、Anleiter/inは協力的か)を聞いてみよう。

PIAのAzubiが現在も過去も一人もいない‥という実習先は、ちょっとビミョウかもしれない。というのも、自分も始めたばかりで勝手がわからないのに、実習先でもわかる人がいない為、完全初めまして状態になってしまうから。。

 

自分ひとりにされたりしないか

これは実習先に常識があるかどうかを確認する。

Azubiでも、本当は一人で一定の数以上の子どもと一人になってはいけないのに、Vorpraktikantのような新しい実習生を一定の数以上の子どもと一人だけにするのは、常識の範囲外。

基準は、自分が一人にされて恐怖を感じるとか、不安を感じるとき。

何かを取りに行く間だけとか、『本当にごめんなんだけど、〇〇を取りに行くから1分で戻ってくるね!』と、向こうが”実習生を一人にしてはいけない”ことが頭の中にあるのを感じ取れる場合や、自分が一人でも大丈夫だと思える場合、合意のもとならまだ大丈夫。

でもフツーに一人にされるとか、一人にされたままずっと帰ってこないとか、これが繰り返される場合、そんな実習先はろくでもないので本当にやめといたほうがいい。

PIAとしてAzubiになっても放置されるのが明らかに目に見えている

 

おわりに

全部それとな~く聞いてみること。色々聞きだしやすくするために、まずは同僚とたくさん話すことを心がけよう。勇気を出して積極的に話しかけ、情報や意見を交換しよう。

会話の中にうまく組み込んだり、観察してみてほしい。

次回、子ども編と子どもの親編も記事にしたいと思う。

 

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