【日記】ファスナハト休みの学童で、子どもたちのおりがみ欲が大爆発！

ドイツでは2月の後半に、ファスナハトというお祭りがあって、学校は1週間休暇になる。

その休暇中の学童初日、月曜日の朝8時に私が到着するなり数人の子どもが駆け寄ってきた。

「カピバラ！！！おりがみしたい！！！！」

はいはい、だと思いました～。なのでおりがみの紙少し多めに持ってきました～。

机の上におりがみと折り方の本を広げると、子どもたちは既に椅子にきちんと座って準備万端だった。（笑）

子どもたちは私が作った見本を見たり、本を眺めて何を折りたいか自分で決め、折っていく。

おりがみの本はすべて日本から持ってきたものなので、日本語で説明書きは書いてある。でも子どもはそんなの気にせずに、図解部分を見て折っていく。図解だけで理解できるのは、ちゃんと丁寧に描かれているからだ。

初心者の子どもや、どうしてもわからない箇所、難しい箇所は教えてあげる。

それでもやっぱり私一人だと手が足りなくて、「カピバラー！ここわかんない！」「ねぇねぇカピバラー！」「カピバラカピバラ」…という具合に、もう自分の名前が呼ばれすぎて目が回りそうになる。

今回はとてもラッキーなことに、たくさんの同僚がおりがみに興味を持って一緒に折ったり、子どもを助けてくれたので私一人ではなかった。め～っちゃ助かった。。

月曜の午前中、3時間くらいおりがみすれば満足するかな～と思っていたら‥

結論から言うと、月曜から火曜日の終わりまで、食事とか決まった時間以外はほぼぶっ続けでおりがみをやっていた！！

子どもたちのエネルギー半端ない！

2日間ですでにおりがみBOX２箱分の紙を使ってたもんな‥恐るべし子どもたちのおりがみ欲！！！

「おりがみって本当に楽しいね。いつまででもやっていられる！」

「私もおりがみ大好き！本当にいつまででもやってられるね。」

こんな会話をしている子どもたち。そんなに喜んでくれるならおばさんは嬉しいよ。

子どもたちのおりがみレベルは結構みんな違うのだけど、初心者の子も上級者の子も楽しんでいたのはやっぱり簡単なおりがみ。

この「5回おったらできあがり！！はじめてのおりがみ」という本は大人気だった。やっぱり結果がすぐに見えるのが子どもには良いのだろう。この本に載ってるものすべて制覇しようとしている強者もいた（笑）

顔とかを書き足す作業も楽しいみたい。

火曜日の17時前、お迎えの時間直前までおりがみをしていた子どもたちに、同僚が聞いた。

「こんなにずっとおりがみして、飽きないの？」

「ぜーんぜん飽きないよ！おりがみ大好きだもん。」

数枚の売れ残った白いおりがみだけが残るおりがみBOXを家に持って帰ってきて、補充する。

通常の学童では、結構時間割通りにスケジュールが決まっていたりして、あまり機会がなかった。なのでこうした休暇中の学童の自由な時間の中で、子どもたちは今かといわんばかりにめいっぱいおりがみをやりたがるのだ。

いつか同僚から言われた、プロジェクトでおりがみ教室やったら？という言葉をもう一度思い返した。プロジェクトとは、教諭が週に一度1時間くらい、自分の得意な事を教えるクラスをやること。サッカー、陶芸、ダンス‥色々とあって、子どもたちはそこから半年につき1つのプロジェクトに参加できる。

今はAusbildungのタスクで忙しいから、終わった後の方が余裕があっていいかな‥。

そして今おりがみを補充しててなんとなく気がついた、ダイソーの「ぜんぶちがう50色おりがみ」の発色がめちゃくちゃキレイだということ。

個人的に好きなのが、ワインレッド、藍、ピーコックブルーとグリーン。

こんなきれいな色のおりがみ、子どもにあげるのもったいな（笑）

そしてこのおりがみは日本製。こんな高品質のおりがみが100均で買えるなんて、日本恐ろしい！！

今年の一時帰国では、またおりがみと本を買ってこなきゃな。子どもたちにもまた本買ってきてって言われたし（笑）

追記：私は水曜日から休みだったので、週明けに同僚から聞いた話、なんと子どもたちは水曜日の遠足以外、金曜日のお迎え時間までずっとぶっ続けでおりがみしていたらしい！！笑

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