【ドイツで保育士】同じAusbildungをする同僚も燃え尽き寸前だった‥大所帯の学童保育という実習先について考えさせられる今日この頃。

Ausbildung

休暇学童1日目、同じ学校でTeilzeitのPIA-Ausbildungをしている同僚と話す機会があった。

彼女もまた、このAusbildungがしんどすぎて、もうやめてしまおうか悩んでいたらしい。

どんだけしんどいの、このPIA-Ausbildung!!(ちなみに彼女はドイツ人ではないが、ドイツで生まれ育っているのでドイツ語に不便はない。)

Teilzeitは一週間当たりの時間数を少なく、期間を長く設定している。日々のAusbildungに費やす時間は若干少なくとも、やることは私たちVollzeitと同じだし、ストレスはそんなに変わらないのだという。それに修了まで4年間、というのが永遠のように感じると言っていた。

ただ、彼女の話を聞いてみると、最近のうちの実習先が一番のストレスの原因のようだった。

 

 

うちの職場の小学校は他の実習先に比べてかなりの大所帯。児童200人程度、教師や学童教諭50人、アルバイトや実習生も合わせたら数えきれないほどたくさんの人々が出入りしている。授業が終わり、学童の時間に移行すると、子どもたちはクラス関係なく、自分の行きたい部屋に行く。

私たちは職場に来ると、シフト表みたいなもので当日のスケジュールを確認し、1時間単位のシフト制で配置された部屋を渡り歩く。当日にならないと、自分がどこに配置されたのかもわからない、どんな子どもが来るかもわからない。

14時からは自分の担当クラスでの時間が始まる。基本は自分の担当クラスで、性格をよく知っている子どもたちと一緒に過ごせるのだけど、最近は人手不足で他のクラスに配置されたりすることが多い。それは、自分の安定した時間を失うことを意味する。

人によっては、そういった予測できないことに対してとてつもないストレスを感じる人がいる。

彼女は、毎日決まった同僚と同じ子どもと過ごす密な時間と、決まった時間割やルーティン化された仕事を欲していた。

残念ながらそれは私たちの職場とは若干かけ離れている。

 

 

ただ一つ言っておかなきゃいけないのは、他の学童保育はどんなシステムかは知らない。私の実習先は普通の小学校で学童保育が行われているから、システムがどうしても複雑になってしまうのだ。Hortと呼ばれる、学校の校舎を使用しない学童保育はまた違ったシステムがあって、その方が良いと聞いたこともある。

私は今まで、うちの実習先が一番自分に合っていると思っていたが、最近はこの大所帯とシステムに苛立ちを感じる。私の場合、同僚と同じくシフト制で予測できない日常もそうだけど、毎日入ってくる情報量が半端じゃなく、一週間に2日しか来ないと色々忘れてしまうので、ついていけてないな‥と感じることが、消化不良を起こすのだった。

 

ちなみにその同僚はもう我慢ならないらしく、9月から実習先を変えるつもりらしい。実習先を変えることに決めたら、あと2年頑張ろうかと思えるようになったそうだ。

 

彼女がどんな実習先を考えているかは、次の記事で。

 

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