【気になる休暇】Ausbildung1年目、休みはいつ・何日あった?忙しい時期、落ち着いた時期はある?

Ausbildung

PIA-Ausbildungを始めたら、どんな生活になるのだろう?

有給はあるのだろうか?旅行に行ったり、日本に帰れるくらいまとまった休みはもらえる?

私の一年目の例と一緒に解説します。

結論→休暇はあるけど休む暇がない(例外:夏休み)

学校(授業)は州の学校休暇カレンダー通り

学校休暇中は授業はない。ただ、実習先が開いている場合は働くことになる。

学校休暇+実習先も閉まっている=休み

学校休暇+有給=休み

ドイツは州によって学校休暇が異なるので、ウェブサイトでチェックしてほしい。

有給休暇は30日

私は職場との契約で、一年間30日の有給休暇を取ることになっている。

有給は好きな時に取れるわけではなく、基本的に実習先が休暇期間などで閉まっている時(クリスマスや夏)に大部分を取ることになる。残りはちょこちょことどこかで取るというのがよくある形だ。

上司と事前に相談していつ取るか決めて、有給用の契約書も書く。(カピバラは有給を何月何日からいつまで何日間取ります、的な)

私の例

私の2022年の大きな有給はこんな感じであった。(前年度の残りと合わせて合計35日あった)

1/1 – 9 (年始・うち4日が有給)

6/11 – 19 (Pfingstferien・うち4日が有給)

8/15 – 9/11 (夏休み・うち20日が有給)

12/21 – 31(クリスマス休暇・うち7日が有給)

その他、連休の間の橋渡しのように充てられた一日ずつの有給が何度かあった。

 

 

夏と冬はまとまった休みが取れるので、日本への一時帰国や長期のバカンスなどが可能だ。

私の場合、実習先の学童保育は学校休暇に則っているため、そもそも休みが多い。

KITAやKrippeで実習しているクラスメイトは、学校休暇中で授業はなくても実習先が開いていることが多いので、私よりもだいぶ働いている。

ちなみに、さすがドイツ!な話。もし有給中に病気になったりしたら、病院からの証明書を提出すれば、病気だった日数分の有給を後から取り直すことができる。

忙しい時期はいつ?

ここまでドイツでの有給システムや休暇の数を説明した。それだけ聞くと、結構休みいっぱいあるじゃん!意外と余裕そう、と思えてくるかもしれない。問題はここからだ。

 

結論から申し上げると、忙しくない時期はほぼない。

というのも、一年に2回、全科目でテストがある。それに加えて実習先テストも2回ある。仕事と学業とテストが平行する。

 

一年に2回でしょ?休みもあるし大丈夫じゃない~と思う方もいるだろう。仮に15科目あったら、一年でテストを30回書かないといけない。PIAは仕事と学業の同時並行だから、それが想像以上に大変なのだ。

それでは、私の一年の流れを振り返ってみよう。

私の例

基本の生活スタイル:週二日実習先で仕事、週三日学校で勉強

9月中旬に始業し、10月後半からクリスマス休暇までの間の約2か月とクリスマス休暇明けの一週間は、ほぼ毎週テストや提出物があった。十数科目の筆記テストと、一回目の実習先テスト。クリスマス休暇は2週間あったけれど、半分は休み、残りの半分はテスト勉強や提出物作成に取り掛からなければいけなかった。

のfremdpraktikumの実習先探し。

1月後半から4月末までの間はテストこそないものの、Fasnachtsferienやイースター休暇などがあり、実習先での仕事が多い時期になる。そして実習先では5月頭から始まる二回目の実習先テストの計画書兼レポート作成とその練習に明け暮れる。

5月頭から6月末までは再びテスト期間。筆記テスト・プレゼンテーション・提出物の嵐だ。

この一年間、実習先でやったことをファイルにまとめたものを担任に提出するのも、かなりの仕事。全部終わったあと、後期の成績が出てひと段落。

私の中では、7月が唯一気楽に過ごせた月だった。

そして7月終盤に終業式が終わって、夏休みに突入~!と思いきや、そのまま15日間のfremdpraktikum(実習)+レポートというのも精神的にかなりツライ。

おそらくこのAusbildungのプランを考えた人はとんでもないドSだ。

それが終わると、やっと夏休み!私は4週間の休みだった。(他のクラスメイトたちは最大で3週間だった)

夏休みは、本当に休むための時間。だから課題も出ないし、Ausbildungのことを考えなくていい。

私はこのタイミングで、夏の猛暑うなる日本に一時帰国した。

おわりに

 

書きながら、自分よくこんな大変な一年を乗り切ったなと思った。求められることが多く、いつも評価がつく。嵐のようなテスト後、疲れ果てた精神を奮って休みなく次のステップへ。

ミニジョブなんて夢の話。そんな時間はほとんどなかった。日本の派遣的な単発のアルバイトがあればすき間を見てできるだろう。でも、普通のアルバイトと両立させるのはかなり大変だ。忙しい時期が多すぎるから。それか、Ausbildungよりバイトをとるか。

休暇はあるけど、その休暇を丸々休むのは難しかった、というのが正直な感想だ。このPIA-Ausbildungでは、オンとオフをしっかりつけて、自分自身をリフレッシュすることが、自分を守るために大切。

いい点は、一年で自分がいつまとまった休みをとれるか事前にわかっているので、予定を立てやすいことかな?

 

この話を聞いて、PIA-Ausbildungをしたい人はいなくなってしまうかもしれない。(笑)

けど、これが経験者の私のリアルな感想だ。

 

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