今回は、私のクラスを例にドイツのPIA-Ausbildungのクラスメイトがどんな感じか、ご紹介したいと思う。
3年間、週に3日一緒に過ごす仲間たち。
共通して言えることは、みんなとても優しい性格だ。
学年にもうひとつPIAのクラスがあるのだけど、その子たちもみんな優しい子たちなので、やはり職業柄なのだろう。
男女の割合
- 女6割
- 男4割
意外と男性が多くて驚いたのではないだろうか。私も最初は結構驚いた。ドイツでも教育現場は女性が圧倒的に多いけど、今後どんどん男性の割合も増えていくのだろう。
年齢
- ティーネイジャ―3割、比較的大人しくて、年齢の割にしっかりしている。
- 大学生くらいの年齢の子5割、怖いものなし、青春を謳歌するので精いっぱい
- それ以上2割、群れない人たち。外国人、年齢が離れている人、精神年齢が離れている人など‥。
私はもちろん、それ以上の2割に属している。
国籍
ドイツには様々な国籍や移民背景があって、ドイツ人と定義するのは難しい。ここでは、両親どっちもドイツ人な人を「ドイツ人」とし、ドイツで生まれたけど両親は移民してきたという人たちを「移民」、私たちのような大人になって外国からドイツに来た人を「外国人」とさせていただく。
- ドイツ人5割
- ドイツとヨーロッパのハーフ3割
- 移民1割
- 外国人1割
国籍でいうと様々なのだけど、やはり現地の特徴が良く出ていると思う。
フライブルク近辺はトルコやクロアチアからの移民が多いので、その国籍を持っている人もいる。
だから感覚的には、ドイツ人に包囲されているというより、比較的国際色豊かな環境にいると感じる。
言語面
ただ、言葉の面はかなりアウェー。9割がドイツ語がネイティブなので、そこは引け目を感じる。でもみんな私たち外国人のドイツ語を笑ったり、からかったりは絶対にしない。
ドイツのひとたちは、外国人という存在に日ごろから慣れているので、その点は安心だ。
ドイツ人と接するポイント
優しい性格で、外国人という存在に慣れているとはいえ、ドイツ人だからシャイな人が多い。打ち解けるまでにはかなり時間が必要だ。最初は向こうから積極的に話しかけてきたりはしない。
私は最初、自分のことで精いっぱいだったので、自分から積極的に話しかけたりはしなかったものの、常にオープンでいることは心掛けた。例えば、隣同士になった人とはスモールトークをするとか、グループ決めの時、男女関係なく色んなグループに混ぜてもらい、そこで一緒になった人たちとは話すとか‥。あいさつするとか、目が合ったらにっこりするとか。こういった小さなオープンの積み重ねがドイツ人の心を開いていく。
私はそうしてクラスメイトとは良い関係を保っているが、それをしなかった外国人のクラスメイトは、クラスにあまり馴染めていない。
日本人というメリット
シャイなドイツ人でも、日本に興味がある人はたくさんいる。
だから、日本に興味のあるドイツ人とは共通の話題があるから打ち解けやすい。
それに、そもそも「日本」に対してはあまりネガティブなイメージがない人が多いので、その点でも相手の自分に対する先入観が悪くないから、打ち解けやすかったのかもしれない。
快適な学校生活を過ごすためのポイント
やはり、一人は「気が合う・気の許せる友達」を作った方がいい。PIAを一緒に乗り越えていくために‥。
あと、早々に「頼りになる人」を見つけた方がいい。わからないことを比較的気軽に質問できて、面倒くさがらずに答えてくれ、そしてその情報が確かな人。
ペアワークやグループワークがめちゃくちゃ多い高校生活を想像してほしい。学校行事や修学旅行、社会科見学などもある。
クラス単位で動くことが多い分、周りとそこそこ良い関係を築いておくのがベター。
クラスメイトはみんな若い子が多いから、グループワークになると、すぐに身内だけでメンバーを固めようとする。そこで余ってしまっても、すかさず「こっちに来なよ!」って言ってもらえるか、言ってもらえないかは、結構快適な学校生活を左右すると個人的には感じている。
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