やっぱ無理だった…休暇学童が大変すぎる。子どもたちにとっても、私たち学童保育士にとっても

ドイツの学童保育

夏休みが始まる=休暇学童の始まり。私たちは7/25~8/9まで、2週間ちょっとの休暇学童を働き終えてから、やっと休暇へと入ることができる。

休暇学童は8:00~17:00で、14:00にお迎え/下校時間がある。多くの子どもは14時に帰り、17時まで残る子どもは全体の30%ほどだ。

 

子どもたち:なんで休暇学童ってあるの?本当いらないんだけど。他の子どもは家で自由に遊んでいるのに、私は毎日早起きして学童に行かないといけない。

学童保育士:なんで休暇学童ってあるの?本当いらないんだけど。他の同僚は7/25からとっくに夏休みに入って好きなように休暇を過ごしているのに、私たちはこの大変な休暇学童を働かないといけない。

 

それでも私たちはやり遂げなければいけない。だからたくさんプログラムを考えて、楽しい時間を過ごせるように工夫して頑張っている。

そこで、『楽しかったな』と思える子と思えない子がいる。その思えない子への対応が大変なのである。

この子どもと学童保育士の疲労が6日目にして、一回目のピークを迎えた感じがした。

 

すでに2人の同僚がリタイアした。人手不足のなか、私たちはもう神経・体力・気力ギリギリのところでどうにか生き延びている。そんな中今日はケンカばかりしている女の子グループがいたり、すぐ泣く子、拗ねて機嫌がなかなか治らない子、大人を困らせたい子…。困り果てる瞬間ばかりで本当に参った。

普段だったら、この状況だったらこうしようとか、この子だったらこうした方が…と状況を変えるためのアイデアが出てくるものなのだが、今日はもう頭が働かなかった。そんな中で立て続けに子どもが私のところに来て、暇を与えない。

子どもたちにとっても、毎日休暇学童は多すぎるのだろう。もちろん無理もない。

でも私たちにとっても、普段のルーティン外の仕事は本当に大変なのだ。

私は、自分が耐え難いストレス下にいると、まずドイツ語が崩れてくる。頭がうまく回らなくなり、まず言葉がおかしくなってくる。そのうち無になる。

人によっては、体調をくずしたり、泣いていくらかスッキリすることでメンタルの均衡を保とうとすることもあるけど、私はこのストレスを感じている間に、周りから目に見えて辛そうな感じが出ないのが損だ。

 

こないだは、信頼できる同僚に言った。『ねえ、ちょっと私もう無理なんだけど。』

彼女ももちろん同じような状況だ。『休憩してくる?私子ども見とくから大丈夫だよ、行ってきな。』

その時点では、残念ながら休憩に行けなかったのだが、こういう本音を言えて、それを理解してくれる同僚がいるだけでも心がだいぶ安らぐものだ。

 

後でほかの同僚たちと話したのだけど、彼女らも私とまったく同じように状況を見ていた。今起きているのは、負の連鎖だ。子どもがいっぱいいっぱいで、私たちもいっぱいいっぱい。お互いに時間を楽しむ余裕・体力・気力がなく、怒ってばっかり。

これが来週の金曜日まで、あと1週間以上あるのだから、もう絶望的である。

 

 

そんなことを言っていたら、とうとう私もダウンしてしまった。

インフルエンザのような症状(寒気、体の痛み、発熱)が出て、昨日はトイレと水のむ以外ずっと寝ていた。

ここまで追い込まれる休暇学童、ちょっとやばくないか?

結構本気で、他の職場を探そうかなと思わざるを得ない。

 

 

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