【日記】いよいよAusbildungの学校の終わりが近づいてきてるけど、なぜか生徒より先生たちが悲しそうな件

日記

だんだんと卒業に近づいてきている。今日授業があった4教科のうち2教科は、今日が最後の授業だった。

もうすぐ終わりだ~!!!という感じがひしひしとしてくるから嬉しい。すべてのテストが終わっていて、残すは惰性で受ける授業と筆記の卒業試験だけということもあって、最近は授業に行く意味を見出せなくて、毎朝行くか行かないかのせめぎ合いで戦っている。

口頭試験でその科目を受けることになった場合には、6月の勉強会でその科目担任の先生にお世話になることになる。けど基本的に授業はもうないので、次に会うのは卒業パーティの時になる。

実習先にかける情熱はともかく、正直学校の方はもうお腹いっぱいだ。

 

ちなみに3年に上がった時にクラスメイトは30人だったが、現時点で3人減った。1人はAusbildungを辞め、1人は病欠が長すぎて留年することになり、1人は最近めったに見かけなくて、辞めたんじゃないかという噂だ。あと2人ほど卒業試験を受けることができるか際どいラインの人たちがいる。

 

 

中でも一番私たちとの別れを悲しんでいるのはうちの担任の先生。そりゃあ文化祭やら何やらでいつも一番盛り上がるスタンドを出すクラスだったから他の先生の前で鼻が高かっただろう。授業の参加度も高くて、いつも結果を出すクラスだったから、各教科担当の先生たちからも愛されていて、それもまた鼻高々だったろう。

でも担任の先生が私たちを好きな理由は、うちのクラスが『やる気+助け合いの心』がかなりあったからだと思う。もちろん人と時期によっては、雰囲気の悪い時もあった。だけど基本的にとても高い学習意欲とともに、いつもお互いを助け合う、自分だけ勝とうとしない、そんな人が多いクラスだったように感じる。

 

そしてこのお気に入りの生徒たちが卒業していく先生の寂しさ、私も理解できるのである。

まさに私の仕事である学童保育で、4年生がそれだ。1年生から3年生までさんざん私の周りをくっついて回って、たくさん楽しい時間を一緒に過ごしたのに、4年生になると『前しか見てねぇ!』って感じで、急に雰囲気が大人っぽく変わる。子どもたちは進路を決め、私たち学童保育士にべたべたくついてこなくなり、私たちは逆に子離れした親のような、何とも寂しい気持ちになる。

卒業していくのは当たり前で、みんなとても誇らしそうで嬉しそう。私ももちろん同じ気持ちだけど、そんな姿を見ながら、寂しさが心にしみるのだ。

 

卒業していく4年生たちの気持ちがわかった今日この頃だった。

 

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